WebRelease 2.70C リリースのお知らせ

WebRelease 2.70C をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.70B に対するバグフィックスリリースです。

2.70B 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

このバージョンでの新機能の追加はありません。

Java をアップデート

2.70C では Java Runtime Environment が Java SE 8u111 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

Tomcat をアップデート

2.70C では Tomcat が 6.0.47 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

なお、特別な事情が生じない限り Tomcat 6 の採用は今回が最後となります。Tomcat 6 は 2016 年末で End of life となる見込みです。今後は Tomcat 8 系 (8.5.x を予定しています) に切り替わります。Tomcat を 8 系に切り替えた WebRelease の出荷は 2016 年中を予定しています。

サポート対象プラットフォームの追加

2.70C では、従来のプラットフォームに加え、下記のプラットフォームがサポート対象に追加されました。

macOS Sierra v10.12

なお、macOS Sierra v10.12 + macOS Server の組み合わせには対応していません。ご了承ください。

従来製品との互換性

WebRelease 2.70C は WebRelease 2.70B に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.70C では下記の不具合が修正されました。

[1]XML 形式のリソースがリソース編集画面でテキストとして編集できない
識別番号 2265
該当バージョン 2.70 以降
不具合の詳細

リソースに XML 形式のファイル、例えば a.xml を登録した場合に、そのリソースのリソース編集画面で a.xml の内容をテキストとして編集できない。xml はテキスト形式なので編集できないのは不便。

改修方法

編集できるように改良いたしました。

[2]ページリソースの一覧画面にリソース名ボタンが表示されている
識別番号 2261
該当バージョン 2.70 以降
不具合の詳細

ページリソースの一覧画面にリソース名ボタンが表示されている。ページリソースにリソース名を付けても使い道がないため、付ける意味がない。

改修方法

リソース名ボタンを表示しないように修正いたしました。

[3]ページへのリンクがプレビュー用の URL に変換されない場合がある
識別番号 2257
該当バージョン 2.70 以降
不具合の詳細

ページ A からページ B へのリンクを、複数行テキストエリアに直接 html を記入して URL で指定した場合に、ページ A のプレビュー画面に表示されるページ B へのリンクが、ページ B のプレビュー用 URL ではなく公開サーバ上の URL となってしまう。

この問題は、下記の状況で発生します。

(1) ページ B をフォルダ F の中に作成します。フォルダ F には、公開サーバ上のディレクトリとして a を指定します。
(2) ページ B のファイル名欄に b/index.html と指定します。ページ B はディレクトリ a にあるので、ページ B の URL は /a/b/index.html となります。
(3) この状態で、ページ A の中で直接 html を記述して
<a href="/a/b/">B</a>
というリンクを作成します。

この状態でページ A をプレビューした時に、 href="/a/b/" の部分がページBのプレビュー用 URL ではなくページ B の公開サーバ上の URL に書き換えられてしまう。

この問題は、ファイル名が index.html など、リンク記述時に一般的に省略可能なファイル名になっている場合に、リンク側でファイル名を省略して記述した場合に発生します。このケースでも hre="/a/b/index.html" と記述している場合には問題は発生しません。

改修方法

修正いたしました。

[4]YUICompressor が誤った書き換えを行う場合がある
識別番号 2253
該当バージョン 2.70 以降
不具合の詳細

WebRelease に組み込まれている YUICompressor を使って css を圧縮してから配信しようとした場合に、誤った圧縮が行われる場合がある。 例えば
background-image: URL(0s/a.png) ;

background-image: URL(0/a.png) ;
に書き換えられてしまう。(単位と勘違いして s が失われる)

改修方法

修正いたしました。

[5]プレビュー画面で<sub>で囲った文字の前にスペースが入ってしまう
識別番号 2252
該当バージョン 2.70 以降
不具合の詳細

複数テキストなどで、html を直接入力する場合に、html の中で(例えば)<sub>....</sub>を使うと、<sub>で囲んだ文字の前にスペースが入ってしまう。例えば、CO<sub>2</sub>と入力した場合、ブラウザでの表示は

CO 2

というように、2の前にスペースが入ってしまう。

この問題は sub だけでなく、いろいろなタグで発生してします。また、複数行テキストではなく WYSIWYG エディタを使った場合にも発生します。ブラウザで見た限りではスペースが入ってしまったように見えますが、実際には改行が入っています。

この問題はプレビュー画面でのみ発生します。公開サーバに配信されるコンテンツには影響はありません。

改修方法

修正いたしました。

[6]XMLFeed オブジェクトの要素の値を trim() しないと比較判定できない
識別番号 2249
該当バージョン 2.60P, 2.70B
不具合の詳細

getXML() 関数または XMLリーダ要素を使って取り込んだ XMLFeed オブジェクトの要素の値を wr-if などで比較できない。trim() などの関数を経由すれば比較できる。

この問題は 2.60P, 2.70B にのみ存在します。他のバージョンでは問題は発生しません。

改修方法

修正いたしました。

[7]ページ一覧画面の状態アイコンが公開中の時に URL と QR コードが表示されない
識別番号 2248
該当バージョン 2.70 以降
不具合の詳細

ページ一覧画面の「状態」欄のアイコンが公開中の時(緑色の四角の状態の時)に、アイコンにマウスホバーするとそのページの URL と QR コードが表示されるはずだが、表示されない。

改修方法

正しく表示されるように修正いたしました。

[8]新規フォルダ作成でフォルダの中に遷移しない
識別番号 2247
該当バージョン 2.70 以降
不具合の詳細

2.6 系以前では、フォルダを作成した場合、作成後に作成したフォルダ内に移動する動作となっていましたが、2.7 系では移動せず、フォルダを作成した場所にとどまる動作となっていました。今回、作成するフォルダが 1 つだけの場合には、従来動作に合わせて、フォルダ作成後に作成したフォルダに移動するよう変更いたしました。

なお、一度に複数のフォルダをまとめて作成した場合には、作成したフォルダへの移動はおこなわず、作成した場所にとどまる動作となります。

改修方法

修正いたしました。

[9]バージョニングフォルダからページを外に出すとメインページが切り替わってしまう
識別番号 2243
該当バージョン 2.30 ~ 2.70B
不具合の詳細

バージョニングフォルダからそのフォルダ内にあるいずれかのページを外に出すと、そのバージョニングフォルダのメインページが、そのフォルダに最初に作成した(最初入れた)ページに切り替わってしまう。

改修方法

修正いたしました。

[10]バージョニングフォルダを空にすると共有ファイル名がリセットされてしまう
識別番号 2242
該当バージョン 2.70B 以前
不具合の詳細

バージョニングフォルダの最後の1ページを削除またはフォルダの外に出すと、そのバージョニングフォルダに設定されていた「共有するファイル名」が失われてしまう。そのバージョニングフォルダに新たにページを作成したり、フォルダにページを移動して追加しても、以前に使われていた共有するファイル名が復活しない。利用上は、あるバージョニングフォルダに指定した共有するファイル名は、バージョニングフォルダが空になっても保持されていた方が便利だと思われる。

改修方法

空にしても使用していた「共有するファイル名」が維持されるように修正いたしました。

[11]ページデータテンプレートのページが FTP時にURL衝突エラーを起こす場合がある
識別番号 2240
該当バージョン 2.70B 以前
不具合の詳細

ページデータテンプレートのページが FTP時にURL衝突エラーを起こす場合がある。この問題はバージョニングフォルダが関係しています。この問題は、例えば、下記の手順で操作した場合に発生します。

(1) バージョニングフォルダ V0 を作る
(2) ページデータ型のテンプレート T0 を作る
(3) V0 中に T0 のページ A を作る
(4) A をコピーしてページ B を作る。
(5) B をコピーしてページ B-1 を作る。
(6) B をコピーしてページ B-2 を作る。
(7) ページ B-1, B-2 を V0 から外に出して公開する。

この手順で B-1 と B-2 は FTP 時に URL 衝突を起こします。

改修方法

修正いたしました。

[12]ページ検索の検索結果に不適当なページが混ざる場合がある
識別番号 2239
該当バージョン 2.70 以降
不具合の詳細

ページデータテンプレートで作成されたページにはファイル名はありませんが、内部的に残されているファイル名で検索できてしまう。

改修方法

修正いたしました。

[13]プレビュー時に実体参照している文字が「?」に文字化けすることがある
識別番号 2230
該当バージョン 2.70 以降
不具合の詳細

ページをプレビューした際に実体参照している文字が「?」に文字化けすることがある。プレビュー対象のページの文字コードが UTF-8 でない場合に発生します。例えば、文字コードが Shift_JIS となっているページの中に &copy; という記述がある場合に発生します。Shift_JIS には &copy; は対応する 1 文字の文字コードがないことが原因です。

この問題はプレビュー時にのみ影響します。公開サーバに配信されるコンテンツには影響はありません。

改修方法

修正いたしました。

[14]画像要素のファイル名にサフィックスだけを指定するとエクセプションが発生
識別番号 2227
該当バージョン 2.70B 以前
不具合の詳細

ページ編集画面で、画像要素のファイル名指定にサフィックスだけを指定すると(例えば .jpg と指定すると)エクセプションが発生し、白い画面が表示されてしまう。ブラウザのバックボタンで戻れる。

改修方法

修正いたしました。

[15]FTPエラーの時にログに記録されるパスが間違っている場合がある
識別番号 2226
該当バージョン 2.60 以降
不具合の詳細

FTP エラーが発生すると、発生したページやリソースの FTP サーバ上でのパスが FTP 記録に記録されるが、このパスが間違っている場合がある。この問題は、以下の手順で操作した場合に発生します。

(1) 2.5 系以前の WebRelease で運用している。
(2) WebRelease を 2.6 系以降にバージョンアップする。または、サイトデータの export / import の手順をとおして 2.5 系で使用していたサイトデータを 2.6 系以降の WebRelease に取り込む。
(3) 2.6 系以降の WebRelease で FTP 先のディレクトリを変更する。

以上のステップを経過すると FTP エラー時に FTP 記録に古い 2.5 系で使用していたパスが記録されてしまう。

なお、ログに誤ったパスが記録される以外に副作用はありません。また、FTP が正常に実行できた場合に記録されるパスには誤りはありません。

改修方法

修正いたしました。

[16]公開開始指定時刻にFTPが起動されない場合がある
識別番号 2097
該当バージョン 2.40 以降
不具合の詳細

FTP の起動モードが AUTO になっている場合に、指定されている公開開始指定時刻に FTP が起動されない場合がある。この問題は、以下の手順で操作を行った場合に発生します。以下の例では 2016/8/4 03:59 ごろに操作していると仮定しています。

(1) ページ A を作る。公開開始時刻に 2016/8/10 00:00 を指定して公開する。ページ A は公開待になる。
(2) ページ B を作る。公開開始時刻に 2016/8/4 04:00 (現在の1 分未来)を指定して公開する。1分後に FTP が実行されページ B が公開される。
(3) ページ C を作る。公開開始時刻に 2016/8/4 04:01 を指定する。そして、04:01 を少し過ぎてから公開ボタンをクリックする。FTP は AUTO 設定なのですぐに FTP が実行されページ C が公開される。この時点で 2016/8/10 00:00 に予定されているページ A の公開スケジュールが(一時的に)失われる。

なお、上記 (3) のあと、ページの作成や移動など、何らかのページに関連する操作を行うことで、ページ A の公開スケジュールが復旧されます。

改修方法

修正いたしました。

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