Q&A
Tweet会員サイトの構築方法は?
WebRelease には会員管理の仕組みはありません。会員サイトの構築には会員管理を行なうシステムとの連携が必要です。
会員サイト(会員だけが閲覧できるコンテンツと、会員以外でも閲覧できるコンテンツの両方を保有しているサイトで、会員のログインにより会員だけが閲覧できるコンテンツが閲覧できるようになるサイト)の実現には、会員管理を行なうための「会員データベース」が必要になります。この会員データベースの周辺にはさまざまなアプリケーションが必要になります。
- サインナップのためのアプリ
- パスワードを忘れてしまった会員をサポートするためのアプリ
- 会員の登録情報を、会員自身が確認したり、変更したりするためのアプリ
- 退会のためのアプリ
- 多くの場合、メルマガを配信するためのアプリも必要
- サイト運営側が会員情報を参照/更新/訂正するためのアプリ
- 会員情報を保護するためのセキュリティ上の仕組み(成りすまし検知/不正ログイン検知/アカウント自動閉塞など)
- 会員データベースを安全に運用管理するための仕組み(バックアップ、稼働監視、災害対策系、など)
- その他
さらに、よりきめ細かな会員管理が必要になる場合は、下記のような情報も扱う必要が生じてきます。マーケティングオートメーションと呼ばれる領域に接近する方向性と考えてよいでしょう。
- 会員のサイトの閲覧履歴などの情報の管理
- 会員とのあらゆる接点に関する記録の管理
- 会員のオフラインでの行動履歴の管理
- 会員のサイト外での行動履歴の管理
- その他、会員にまつわるあらゆる情報の管理
WebRelease にはこういった会員管理機能はありませんので、会員サイトを構築するには、何らかの、できるならば、しっかりとした会員管理システムと連携する必要があります。
会員管理システムとの連携が前提となれば、会員サイトの構築はそれほど難しくはないでしょう。一般的には、ページ内の細かいパーソナライズを必要としないのであれば、比較的簡単に会員サイトを構築できると考えてよいと思います。ページ単位での見える/見えないの制御の範囲であれば制御が簡単な場合が多いようです。但し、会員サイトのニーズはさまざまなので、実装のコストや難易度もさまざまと言わざるを得ない面があります。個別に検討する必要があります。
- 会員管理を SNS に委ねる、いわゆるソーシャルログインを利用できるかもしれません。制限もありますが簡単さには魅力もあります。この方式を採用すれば会員データベースの運用管理を SNS 側に委ねることができます。
- 会員管理のシステムを開発することはあまり簡単なことではありません。安易に開発に着手することは避けた方が良いかと思います。
- WebRelease は html だけでなく、例えば php などのスクリプトを含むページの管理も可能です。(但し php タグの部分はプレビューできません)会員サイトの構築で必要になる動的ページを WebRelease で管理することができる場合があります。
- サイトを効率よく運営するためにはしっかりとした CMS を導入することが重要です。CMS としての機能・性能・安定性が不十分な状況では会員サイトの運営は上手く行かないでしょう。