WebRelease 2.31A リリースのお知らせ

WebRelease 2.31A をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.31 に対するバグフィックスリリースです。

2.31 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

このバージョンでの新機能の追加はありません。

従来製品との互換性

WebRelease 2.31A は WebRelease 2.31 に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.31A では下記の不具合が修正されました。

  1. Preview ウインドウ中に表示されるコンテンツ生成エラーの行番号が間違っている場合がある

    識別番号
    2008-452
    該当バージョン
    2.30, 2.31
    不具合の詳細

    テンプレートの展開中で、定義されていない要素やリソース、関数などを参照している場合、テンプレートで作成されたページのプレビューウインドウには「コンテンツ生成エラー」として、テンプレート中のエラー部分を特定し、エラー内容を説明する情報が表示されますが、このとき表示される、展開中のエラー部分の行番号が間違っている場合がありました。
    具体的には、最初の wr- タグ(WebRelease 拡張タグ) より前にある、未定義の要素の参照、リソースの参照、関数の呼び出しについて、その箇所を示す行番号が間違って表示されていました。

    改修方法

    正しい行番号を表示するように修正いたしました。

  2. FTP 記録に表示される FTP 転送レートの値が不正確な場合がある

    識別番号
    2008-447
    該当バージョン
    2.30, 2.31
    不具合の詳細

    FTP 記録には、FTP の所要時間が約 0.5 秒に満たなかった場合には Elapsed の値を 0 秒と表示します。この場合に FTP 転送レートが計算されず 0 byte/sec と表示されてしまう。

    改修方法

    FTP 所要時間が短かった場合にも正確に転送レートを計算するように修正いたしました。

  3. FTP 記録のステータス表示が一時的に DOWN と表示される場合がある

    識別番号
    2008-446
    該当バージョン
    2.30, 2.31
    不具合の詳細

    FTP 終了直後に FTP 記録を参照すると、終わったばかりの FTP の結果が OK ではなく DOWN と表示される場合がある。この表示は一時的なもので、しばらく時間をおいてから FTP 記録を参照すれば正しく OK と表示されている。
    なお、DOWN というステータスは FTP 途中に WebRelease を再起動した場合にのみ発生するステータスです。FTP の実行途中に、それ以外の理由で DOWN のステータスが生じることはありません。

  4. 大きな FTP 記録を CSV ダウンロードしている間、他のユーザへのレスポンスが悪化する

    識別番号
    2008-445
    該当バージョン
    2.31 以前
    不具合の詳細

    大きな FTP 記録を CSV 形式でダウンロードし始めると WebRelease にログインしている他のユーザへのレスポンス性能が悪化してしまう。

    改修方法

    レスポンスの悪化を小さく押さえられるように改良いたしました。

  5. 一旦公開終了したページの公開ボタンを押してもそのステータス表示が「公開待」にならない

    識別番号
    2008-443
    該当バージョン
    2.30, 2.31
    不具合の詳細

    一旦公開終了としたページについて、公開ボタンを押してそのページを再度公開しようとした時に、公開ボタンを押しても、そのページのステータス表示が「公開待」(白緑アイコン)にならない。実際には、内部的には「公開待」となっており、次回 FTP で公開され、その後、ステータスは「公開中」になる。また、「公開待」状態の時点で、フォルダ別のステータス集計では、正しく「公開待」として集計されている。

    改修方法

    正しく「公開待」(白緑アイコン)が表示されるように訂正いたしました。

  6. WebRelease2.log に IllegalMonitorStateException が記録される場合がある

    識別番号
    2008-438
    該当バージョン
    2.30, 2.31
    不具合の詳細

    WebRelease2.log に IllegalMonitorStateException が記録される場合がありました。同時に、同じ問題により NullPointerException が記録される場合がありました。
    これは、サイト一覧画面でサイトを選択してサイト内に入って作業を行っている状態で、「サイト一覧」ボタンを押してサイトから出た後に、ブラウザのバックボタンでもう一度サイト内に入って作業をしようとした場合に発生していました。
    この時、ユーザのブラウザには、画面が完全に描画されない状況が発生していました。但し、IllegalMonitorStateException に関連して重大な内部状態異常が発生していたわけではありません。

    改修方法

    サイト選択が必要な局面では、必ず、ユーザをサイト一覧画面に誘導するようにプログラムを修正いたしました。

  7. WebRelease2.log に getOutputStream() has already been ...というログが残る場合がある

    識別番号
    2008-429-2
    該当バージョン
    2.30, 2.31
    不具合の詳細

    WebRelease2.log 中に getOutputStream() has already been called for this response というログが残る場合がありました。これは、ページをプレビューしようとしたときに発生していました。

    改修方法

    このログが記録される状況を低減するように修正いたしました。

  8. FTP 記録に NullPointerException が記録され FTP が実行できなくなる場合がある

    識別番号
    2008-429-1
    該当バージョン
    2.30, 2.31
    不具合の詳細

    FTP を実行すると、FTP 記録に NullPointerException が記録され FTP が中断してしまう。WebRelease を再起動すれば正常に動作するようになる。
    この問題は、下記のシーケンスで操作を行った場合に発生していました。
    1. テンプレートを作成する
    2. そのテンプレートでページを作成する
    3. そのテンプレートから要素を削除する
    4. FTP を実行する
    なお、この問題が発生すると、それ以後 FTP が実行できなくなっていました。実行すると「実行中」のステータスにはなるのですが、一向に終わらず、また「キャンセル」も効かない状態に陥っていました。

    改修方法

    正常に動作するように修正いたしました。

  9. sort() 関数のマニュアルの記述に誤りがあった

    識別番号
    2008-402
    該当バージョン
    2.31 以前
    不具合の詳細

    テンプレートの展開中で使用する sort() 関数のマニュアルの記述に誤りがありました。同マニュアルの「補足説明」として記述されていた下記の部分は誤りでした。
    「sort() 関数は、ソートキーに指定された項目を比べてる時点で、その項目の先頭部分を数値として比較すべきかどうかを判断します。数値として比較できる場合には数値として比較し順序を決めます。そうでない場合には文字列としての比較により順序を決めます。項目の先頭部分が下記の条件を満たしている場合にその項目は数値として比較されます。」

    改修方法

    マニュアルから同記述と、その関連部分を削除させていただきました。