WebRelease 2.80 のソフトウェア構成

WebRelease 2.80 のサーバのソフトウェア構成は下図のとおりです。

WebRelease 2.80 のソフトウェア構成図

Apache について

Apache と WebRelease との間の接続には mod_proxy が使われています。mod_proxy は Apache に組み込んで使用するモジュールです。WebRelease の動作推奨環境としてご案内している OS にバンドルされている Apache には、いずれも mod_proxy がデフォルトで含まれていますので、それをそのままお使いいただけます。別途ご用意いただく必要はございません。

Tomcat と OpenJDK Corretto について

WebRelease 2.80 の稼働には Tomcat 10 と OpenJDK 17 が必要です。これらは、いずれも WebRelease 2.80 のインストール DVD に同梱されており、統合インストーラで WebRelease 専用の場所にインストールされます。Tomcat と OpenJDK を別途にご用意いただく必要はございません。

WebRelease 2.80 インストール時にご用意いただくもの

WebRelease の動作推奨環境としてご案内している OS を Apache が稼働する状態でサーバにインストールしてしていただけば WebRelease のインストール準備は整います。

なお、WebRelease サーバとは別に「公開 Web サーバ」をご用意ください。「公開 Web サーバ」は WebRelease が生成した静的コンテンツをインターネットに公開するためのサーバとして必要になるものです。WebRelease サーバ上に公開 Web サーバを同居させることも可能ですが、セキュリティ要件やアベイラビリティ要件が異なってきますので別途ご用意いただく方が安心です。

WebRelease 2.80 では、WebRelease から Amazon S3 に直接コンテンツをアップロードすることができますので、公開サーバとして Amazon S3 + CloudFront の組み合わせをお使いいただく事も可能です。