2.80 の新機能:サポート対象プラットフォーム
2.80 のサポート対象プラットフォーム
2.80 では WebRelease を稼働させるサーバとして使用可能な、サポート対象プラットフォームは以下のとおりとなっています。
- Amazon Linux 2 (x86_64 / aarch64)
- Red Hat Enterprise Linux 7, 8, 9 (x86_64 / aarch64)
- AlmaLinux 8, 9 (x86_64 / aarch64)
- Rocky Linux 8, 9 (x86_64 / aarch64)
- MIRACLE LINUX 8 (x86_64)
- CentOS 7 (x86_64 / aarch64)
- macOS Monterey v12 (Intel / Apple Silicon)
- macOS Big Sur v11 (Intel / Apple Silicon)
WebRelease サーバの動作環境に aarch64 (arm64) が追加されました。この追加はベースとなる JDK を JDK 17 にアップデートしたことにより可能となりました。近年ではサーバの消費電力の削減は重要な課題となっています。aarch64 サーバは従来の x86_64 サーバに比較して消費電力が低く総合的なコストパフォーマンスが高くなっていると言われています。クラウド上の aarch64 サーバをうまく利用することで性能の高いサーバを低コストで運用できる可能性が出てきています。
Apple Silicon タイプのマシンで稼働する macOS の場合、従来は Rosetta の併用が必要でしたが 2.80 からは Rosetta を使う必要がなくなりました。これにより Apple Silicon 上での WebRelease の実行性能が大きく向上しています。
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WebRelease の利用環境
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バージョン別対応プラットフォーム一覧
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AWS Graviton プロセッサ
AWS Graviton プロセッサは、Amazon EC2 で実行されるクラウドワークロードに最高の料金パフォーマンスを提供するために AWS によって設計されています。
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Google: Expanding the Tau VM family with Arm-based processors
Known for delivering excellent performance per watt efficiency, Arm-based chips are already ubiquitous in mobile devices, and have proven themselves for supercomputing workloads. At Google Cloud, we’re also excited about using Arm chips for the next generation of scale-out, cloud-native workloads.
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Azure: Now in preview: Azure Virtual Machines with Ampere Altra Arm-based processors
Up to 50 percent better price-performance than comparable x86-based virtual machines (VMs) for scale-out workloads.
サポート対象から除外されたプラットフォーム
一方、以下の OS がサポート対象から除外されています。現在、以下のプラットフォーム上で WebRelease をご利用になられている場合には 2.80 へのバージョンアップの前にプラットフォームの更新が必要になります。
- Red Hat Enterprise Linux 6
- CentOS 8/CentOS 6
- macOS Catalina v10.15 以前