1章 はじめに
WebRelease でのコンテンツ制作と管理には下記のいずれかのブラウザをご使用ください。ブラウザは、可能な限り最新版をご利用ください。安全性、安定性とも向上しています。
コンテンツの制作と管理については上記のブラウザをご利用いただく必要がございますが、必要に応じて iPhone iPad Android など、実端末を使ってのプレビュー確認を行ってください。
WebRelease をインストールして稼働させるサーバには下記の条件を満たすものをご用意ください。
オペレーティングシステム | CPU アーキテクチャ |
---|---|
Red Hat Enterprise Linux 8, 9 | x86_64 / aarch64 |
AlmaLinux 8, 9 | x86_64 / aarch64 |
RockyLinux 8, 9 | x86_64 / aarch64 |
MIRACLE LINUX 8 | x86_64 |
Amazon Linux 2 / Amazon Linux 2023 | x86_64 / aarch64 |
macOS Ventura v13, Sonoma v14 | Intel / Apple Silicon |
WebRelease Interl CPU 搭載サーバだけでなく AWS / Azure / GCP などで提供されている aarch64 サーバでもご利用いただけます。
OS は最新の状態になるように、必ず、各ベンダから提供されるアップデートを適用しておいてください。
サーバのメモリ容量は WebRelease の性能を大きく左右します。なるべく多くのメモリを搭載したサーバでご利用ください。最小でも 1G Byte 以上のメモリを搭載したサーバをご用意ください。2G Byte 以上を推奨いたします。
WebRelease の運用に必要となるメモリ容量は管理するコンテンツにより変化します。ごく大雑把な目安として、多少多めに見積もるならば 10,000 ページあたり 4G Byte 程度のメモリをご用意いただくと WebRelease を快適にご利用いただけるようです。
サーバに搭載されている実メモリの内どれだけを WebRelease に割り当てるかを指定するために WebRelease の起動パラメタを調節する必要があります。インストール終了後、後述の「動作メモリサイズの設定」に従って WebRelease に割り当てるメモリサイズの指定を行ってください。
WebRelease は稼働のためのユーザアカウント wr2 を作成して使用します。WebRelease をインストールするとインストーラがサーバ上に同アカウントを自動作成します。
ユーザ wr2 のホームディレクトリ下には WebRelease のアプリケーション本体がインストールされます。また、WebRelease2.storage というサブディレクトリが作成され、そこには WebRelease の運用に必要となるすべてのデータが格納されるリポジトリが構築されます。
ユーザ wr2 のホームディレクトリ下には WebRelease で管理したいと考えているコンテンツ総量の 10 倍以上のディスク容量を確保してください。たとえば、公開サーバ上で 3G Byte 程度となるであろうコンテンツを WebRelease で運用管理したい場合には、ユーザ wr2 のホームディレクトリ以下に 30G Byte 以上の領域を確保してください。
この必要ディスク容量の値は目安です。この値はコンテンツ構成や更新頻度、各種ログの保存状況などにより変化します。WebRelease の運用を開始したらディスク残量については随時監視を行ない、ユーザ wr2 のホームディレクトリ以下のディスク消費量と同量以上の空きディスクスペースを維持した状態で WebRelease を運用してください。
ユーザ wr2 のホームディレクトリは必ずローカルディスク上になければなりません。もし、WebRelease のインストーラを実行した結果、ユーザ wr2 のホームディレクトリが NAS (Network Attached Storage)上に作られてしまった場合には、運用を開始する前に、同ユーザのホームディレクトリをローカルディスク上に移動してください。この際、インストーラが作成したユーザ wr2 のホームディレクトリ下のファイルをすべて移動先の新ホームディレクトリに移動する必要があります。
最新の動作環境につきましては、弊社サイト www.frameworks.co.jp も参照してください。動作環境は変更される場合があります。