WebRelease 2.80B リリースのお知らせ

WebRelease 2.80B をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.80A に対するメンテナンスリリースです。

2.80A 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

Tomcat をアップデート

2.80A では Tomcat が 8.5.87 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

従来製品との互換性

WebRelease 2.80B は WebRelease 2.80A に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.80B では下記の不具合が修正されました。

  1. サイトのインポート時にエラーが出ることがある

    識別番号
    3441
    該当バージョン
    2.80 2.80A
    不具合の詳細

    サイトをインポートするときにエラーが発生してインポートできないことがある。

    1. サイトをエキスポートするときに 「サイトアーカイブファイルにサイトスタッフのユーザ登録情報を含める」 のチェックボックスを ON にせずにサイトをエキスポートしている。
    2. 上記の設定でエキスポートした *.wrb ファイルをインポートするときに 「サイトアーカイブファイルに記録されているサイトスタッフ情報に従って必要なユーザ登録を実行する」 のチェックボックスを ON にしてインポートしている。
    上記の条件が成立している場合に、インポート時にインポート画面に「サイト「◯◯」のインポート中にエラーが発生しました。サイトはインポートされませんでした。」「Cannot invoke "java.util.List.iterator()" because "<local9>" is null」のメッセージが表示されサイトをインポートできない。

    改修方法

    修正いたしました。

  2. 一部の sftp サーバへのコンテンツ配信ができない

    識別番号
    3436
    該当バージョン
    2.80A 以前
    不具合の詳細

    コンテンツ配信先の sftp サーバの構成によっては WebRelease からサーバ上にディレクトリの作成ができずコンテンツ配信ができない場合があった。

    改修方法

    修正いたしました。

  3. ページ編集画面などで画面を再描画した時にスクロールバーの位置が正確に再現されない場合がある

    識別番号
    3428
    該当バージョン
    2.80A 以前
    不具合の詳細

    ページ編集画面でコンテンツの編集の操作として入力エリアの追加や削除をおこなうと、ページ編集画面に新しい入力エリアが追加されページ編集画面が再描画されるが、この時、操作をおこなった時の画面上でのスクロールバーの位置が正しく復元されず、異なるスクロール位置で再描画されてしまうことがあった。

    要素の開閉やテキストエリアのスクロール位置の変更などに関連して症状が出ることがあった。

    改修方法

    修正いたしました。

  4. AWS CloudFront の Cache Invalidation でエラーが発生することがある

    識別番号
    3427
    該当バージョン
    2.75P 以降
    不具合の詳細

    AWS S3 のフロントに CloudFront を設置している環境へのコンテンツの配信を行なう場合、配信完了時に CloudFront のキャッシュをクリアするために WebRelease から CloudFront に対して Invalidation のリクエストを送ることができるが、この時、Invalidation のリクエストがタイムアウトし FTP記録にエラーが記録されてしまうことがある。

    2.75P 以降、Invalidation の完了待ちの時間が 10秒ほどと短く設定されたためエラーが発生する頻度が高くなっていた。

    改修方法

    修正いたしました。Invalidation の完了待ちの時間は 90秒に設定されました。