WebRelease 2.75W リリースのお知らせ

WebRelease 2.75W をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.75V に対するメンテナンスリリースです。

2.75V 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

Java をアップデート

2.75W では OpenJDK Amazon Corretto 8.372.07.1 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。なお、このアップデートには脆弱性対応が含まれています。なるべく早い段階で 2.75W へのバージョンアップをお願いいたします。

Tomcat をアップデート

2.75W では Tomcat が 8.5.88 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

従来製品との互換性

WebRelease 2.75W は WebRelease 2.75V に対して十分な互換性を維持しています。

2.75 系の保守は 2024/3 まで継続

2.75 系の保守は 2024/3 まで継続する予定です。それ以降は 2.75 系につきましてはセキュリティ対応を含み保守は提供されなくなります。後継バージョンの 2.8 系は 2.75 系に対して十分な互換性を持っています。ご都合のよろしい時に 2.8 系へのバージョンアップをご検討ください。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.75W では下記の不具合が修正されました。

[1]一部の sftp サーバへのコンテンツ配信ができない
識別番号 3446
該当バージョン 2.75V 以前
不具合の詳細

コンテンツ配信先の sftp サーバの構成によっては WebRelease からコンテンツ配信ができない場合がありましたが、このバージョンからは下記のサービスへのコンテンツの配信ができるようになりました。

  • Azure Blob + SFTP
  • AWS Transfer Family SFTP on S3
  • AWS Transfer Family SFTP on EFS
なお、AWS Transfer Family にコンテンツを配信する場合には、サーバ側のセキュリティポリシーに TransferSecurityPolicy-2020-06 を指定してください。TransferSecurityPolicy-2022-03 には対応していません。

改修方法

修正いたしました。

[2]ページ編集画面などで画面を再描画した時にスクロールバーの位置が正確に再現されない場合がある
識別番号 3439
該当バージョン 2.75V 以前
不具合の詳細

ページ編集画面でコンテンツの編集の操作として入力エリアの追加や削除をおこなうと、ページ編集画面に新しい入力エリアが追加されページ編集画面が再描画されるが、この時、操作をおこなった時の画面上でのスクロールバーの位置が正しく復元されず、異なるスクロール位置で再描画されてしまうことがあった。

要素の開閉やテキストエリアのスクロール位置の変更などに関連して症状が出ることがあった。

改修方法

修正いたしました。

[3]AWS CloudFront の Cache Invalidation でエラーが発生することがある
識別番号 3427
該当バージョン 2.75P 以降
不具合の詳細

AWS S3 のフロントに CloudFront を設置している環境へのコンテンツの配信を行なう場合、配信完了時に CloudFront のキャッシュをクリアするために WebRelease から CloudFront に対して Invalidation のリクエストを送ることができるが、この時、Invalidation のリクエストがタイムアウトし FTP記録にエラーが記録されてしまうことがある。

2.75P 以降、Invalidation の完了待ちの時間が 10秒ほどと短く設定されたためエラーが発生する頻度が高くなっていた。

改修方法

修正いたしました。Invalidation の完了待ちの時間は 90秒に設定されました。

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