WebRelease 2.75C リリースのお知らせ
WebRelease 2.75C をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.75B に対するバグフィックスリリースです。
2.75B 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。
このバージョンで修正された不具合
WebRelease 2.75C では下記の不具合が修正されました。
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base64 encoded x.509 証明書がインポートできない
- 識別番号
- 2720
- 該当バージョン
- 2.75B 以前
- 不具合の詳細
「証明書のインポート」の機能で base64 encoded x.509 の証明書がインポートできない場合がある。証明書で使われている行末コードが cr または cr + lf の場合にインポートできない。行末コードが lf のものは問題なくインポートできる。
- 改修方法
修正いたしました。
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SFTP のアップロード手順を改良
- 識別番号
- 2715
- 該当バージョン
- 2.75B 以前
- 不具合の詳細
SFTP を使ってコンテンツをアップロードする場合の細かな手順が改良されています。従来は、ファイル (html など) をアップロードする時に、アップロード途中のものがブラウザに配信されないよう、一旦、ファイルのモードを 0600 に設定した状態でアップロードを行い、アップロードが完了した時点で必要なモード(例えば 0644 など)に変更していました。この動作では WebRelease と CDN (AWS cloudFront や Akamai など) を組み合わせた場合に、多少、不都合な動作が発生することがあったため、今回、アップロード手順を改良いたしました。
改良後の手順では、ファイルを一旦、別の一時的な名称、例えば a.html の場合は a.html.webrelease-uploading-tmp という名前でアップロードを行い、アップロード完了後に a.html.webrelease-uploading-tmp を a.html に rename (posix rename) するようになりました。
一時ファイルの名前は本来のファイル名に .webrelease-uploading-tmp を連接したものに固定です。もし、改竄検知などのソリューションをお使いの場合、この名称の一時ファイルがアラートを引き起こすことがないように、設定変更が必要になっている可能性がりますのでご注意をお願いいたします。
- 改修方法
修正いたしました。
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新規サイトの作成に失敗した時にディスク上に残骸が残ることがある
- 識別番号
- 2714
- 該当バージョン
- 2.75B 以前
- 不具合の詳細
「新規サイト」を実行する時点で、サーバ上のディスク残量が極めて少なく、空のサイトを作成するに足るだけのディスク残がない場合、サイトの作成が失敗するが、その時に、ディスク上に残骸ファイルが残ってしまう。なお、残骸は、わずかにディスクを消費する以外に害はない。
- 改修方法
修正いたしました。2.75C からは「新規サイト」を実行する段階でサーバ上に 1G byte 以上のディスク残がない場合にはサイトの作成ができなくなりました。
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バージョンアップ中にサーバがディスクフルになった場合の動作を改良
- 識別番号
- 2710
- 該当バージョン
- 2.75B 以前
- 不具合の詳細
WebRelease のバージョンアップを行なっている最中にサーバのディスク残が不足すると、バージョンアップがキャンセルされるだけで、適切なエラーメッセージが表示されない。バージョンアップ失敗の原因がわからず不便。
- 改修方法
修正いたしました。2.75C からはバージョンアップがディスク不足で失敗した場合には、エラーメッセージが表示されるようになりました。
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サイトのインポート中にディスクフルになった場合の動作を改良
- 識別番号
- 2536
- 該当バージョン
- 2.75B 以前
- 不具合の詳細
サイトをインポートしている途中でディスク残がなくなってしまった場合、適切なエラーメッセージが表示されず、ディスク残が不足していることがわからない、また、あたかもフリーズしたかのように見える場合があった。2.75C からは、ディスク残が不足した場合にはエラーメッセージが表示されるようになった。
また、ディスク不足でインポートに失敗した場合、特定のケースでごく稀に、ディスク上に残骸が残りディスクを占有し続けてしまう場合があった。この残骸は WebRelease を再起動することで解消される。2.75C からは残骸が残ることはなくなった。
- 改修方法
修正いたしました。