WebRelease 2.60K リリースのお知らせ

WebRelease 2.60K をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.60J に対するバグフィックスリリースです。

2.60J 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

このバージョンでの新機能の追加はありません。

サポート対象プラットフォームの追加

2.60K では、従来のプラットフォームに加え、下記のプラットフォームがサポート対象に追加されました。

  • Red Hat Enterprise Linux v.7
  • CentOS 7
  • OS X 10.10 (Yosemite)
  • OS X 10.10 + OS X Server

今回追加された上記のプラットフォーム上で WebRelease を稼働させるためには WebRelease 2.60K 以降が必要です。2.60J 以前では稼働しませんのでご注意ください。

Red Hat Enterprise Linux v.7 および CentOS 7 では、起動システムが従来の Upstart から systemd に変更になりました。WebRelease 2.60K は、従来の upstart に加えて systemd にも対応するよう改良されています。WebRelease が稼働しているサーバの OS を Red Hat Enterprise Linux v.7 以降または CentOS 7 以降にアップグレードした場合には、WebRelease 2.60K 以降を DVD メディアから再インストールしてください。

OS X 10.10 Yosemite では、起動システムが StartupItems から LaunchDaemons に完全移行しました。WebRelease 2.60K は従来の StartupItems に加えて LaunchDaemons にも対応するよう改良されています。WebRelease 2.60J 以前は LaunchDaemons に対応していないため OS X 10.10 以降では起動しません。OS X 10.10 以降の上で WebRelease を稼働させる場合は、必ず WebRelease 2.60K 以降を DVD メディアから再インストールしてください。

Java をアップデート

2.60K では Java Runtime Environment が 1.7.0_72にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。また、このアップデートにより Red Hat Enterprise Linux v.7 / CentOS 7 への対応が実現しました。

従来製品との互換性

WebRelease 2.60K は WebRelease 2.60J に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.60K では下記の不具合が修正されました。

[1]Workgroup Edition でページ作成時に残ページ数が少ない場合の警告メッセージが出ない
識別番号 1765
該当バージョン 2.60 以降
不具合の詳細

Workgroup Edition では、既に 400 ページ以上のページを作成してある場合に、新規ページ作成時に残ページ数が少なくなっていることを知らせる警告メッセージが表示される仕様となっていますが、この警告メッセージが表示されていませんでした。

改修方法

修正いたしました。

[2]CTRL-S で保存を行う場合 S キーだけで保存動作をしてしまう場合がある
識別番号 1755
該当バージョン 2.60J 以前
不具合の詳細

ページ編集画面など、多くのフォーム画面で CTRL-S で保存を行うことができますが、特定の状況では CTRL キーを押下していなくても S キーだけで保存動作をしてしまう場合がありました。

例えば、ページ編集画面で CTRL-F を押下して、ブラウザのページ内検索機能を起動すると、ブラウザのキーボードフォーカスは自動的に検索フィールドに移動します。この状態で、マウスを使ってフォーカスをページ編集画面内のフィールドに戻した後に S キーを単独で押下すると、CTRL キーを押下していない状態でもフォームの保存が行われてしまいます。

改修方法

修正いたしました。

[3]preview 時の canonicalURL() 関数の戻り値が間違っている
識別番号 1711
該当バージョン 2.60J 以前
不具合の詳細

preview の時の canonicalURL() 関数、 pageURL() 関数の戻り値が間違っていました。間違った値が返されるのは、これらの関数がコンポーネントのメソッド内で呼び出されている場合。トップレベルのテンプレートの展開やメソッド内で使用されている場合の戻り値は正しい。

この症状は preview の場合にのみ発生します。公開サーバにアップロードされるコンテンツでは正しい値が返されるため、公開コンテンツには影響はありません。

改修方法

修正いたしました。

[4]ページ編集画面でチェックボックスのチェックがはずれてしまうことがある
識別番号 1645
該当バージョン 2.60J 以前
不具合の詳細

ページ編集画面でページを編集している時に「複数行テキスト」タイプの要素につけられている「改行」および「HTML」のチェックボックスが、複数同時に OFF になってしまう場合がある。

この症状は、サーバとブラウザの間の通信速度が低下している状況で、保存ボタンを連打したり、また、ページ編集画面が完全に描画されていない状態で「保存」ボタンをクリックするなどの操作をした場合に発生する場合がありました。

通信速度が十分に確保できている場合、また、ページ編集画面のサイズが小さい(入力フィールドの数が少ない)場合には殆ど発生することはありません。

改修方法

修正いたしました。

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