WebRelease 2.60J リリースのお知らせ
WebRelease 2.60J をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.60I に対するバグフィックスリリースです。
2.60I 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。
このバージョンでの新機能の追加はありません。
このバージョンで修正された不具合
WebRelease 2.60J では下記の不具合が修正されました。
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承認画面に表示される承認者、承認時刻が間違っている場合がある
- 識別番号
- 1729
- 該当バージョン
- 2.50 以降
- 不具合の詳細
承認画面にある「承認状況」の「承認者」と「承認時刻」欄に、間違った承認者と承認時刻が表示される場合がある。この問題は、そのステップに対して、後段の承認ステップから差戻が行われた場合に発生する。差し戻された時に、「承認者」欄に、差し戻したスタッフのIDが表示されている。また、「承認時刻」欄には、差し戻された時刻が表示されている。
- 改修方法
これらの欄には、承認された場合にのみ、承認したスタッフの ID とその承認が行われた時刻を表示するように改良しました。差し戻された場合には、これらの欄は空欄となります。
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承認画面でスキップを指定すると承認依頼メールのテキスト領域の高さが自動調整されない
- 識別番号
- 1721
- 該当バージョン
- 2.60 以降
- 不具合の詳細
承認画面で、承認後の承認依頼先として、スキップを伴う指定を行うと、承認依頼メールのテキスト領域の高さが自動調整されない。エリアの高さが自動調整されない以外に副作用はない。
- 改修方法
修正いたしました。
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2 段階以上の連続した差戻処理を行う時の差戻通知メールの宛先が間違っている
- 識別番号
- 1720
- 該当バージョン
- 2.50 以降
- 不具合の詳細
承認画面を使って、2段階以上の差戻を行うと、差戻画面に間違った差戻通知メールの送付先アドレスが表示される。そのまま差戻を行うと、その間違ったアドレスに差戻通知メールが配送されてしまう。具体的には下記の動作となっていた。
(1) user1 がページを作成し「承認ステップ A」に承認依頼する。
(2) 「承認ステップA」の担当者が承認依頼を承認し「承認ステップB」に承認依頼を転送する。
(3) 「承認ステップB」の担当者が承認依頼を「承認ステップB」に差し戻す。この時の差戻通知メールの送り先は正しく「承認ステップA」の担当者となる。
(4) 「承認ステップA」の担当者が差し戻された承認依頼を user1 に差し戻す。この時、差戻通知メールの宛先が「承認ステップB」の担当者になってしまう。本来であれば usr1 でなければならない。- 改修方法
修正いたしました。
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svg 形式の画像が preview できない
- 識別番号
- 1718
- 該当バージョン
- 2.60I 以前
- 不具合の詳細
svg 形式の画像をリソースや画像要素に登録した場合、正しく展開を記述しても、それらの画像が preview 画面で画像として表示されない。公開サーバにアップロードされた状態では問題なく表示できる。
- 改修方法
この問題は preview したときにブラウザに配信される svg 形式の画像に適切な content-type が付されていなかったことが原因です。今回の修正で .svg または .svgz というサフィックスを持つデータに対しては image/svg+xml という content-type が付されるように改良されました。
なお、svgz 形式を扱う場合には、apache に下記の設定が必要です。
addEncoding gzip .svgz
この設定は WebRelease のフロントに配置している apache と、公開サーバに使用している apache の両方に必要になります。
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2.6 系へのアップグレード後に OutOfMemory で起動できない
- 識別番号
- 1674
- 該当バージョン
- 2.60 以降
- 不具合の詳細
2.6 系へのアップグレード後に WebRelease を起動しようとすると OutOfMemoryError が発生して起動できない。
この問題は 2.60 から発生する可能性のある問題です。2.60 から 2.60I までのバージョンでは、起動時に 2.5 系より多くのメモリを必要とするようになっていました。多くのメモリを必要とする理由は 2.6 系では、2.5 系以前のバージョンで使用していた形式のストレージに対して、小さなコンバージョンを実行する必要があることが関係しています。このコンバージョンの処理に必要となるメモリ量が大きかったため、2.5 から 2.6 系にバージョンアップした後で WebRelease が起動できない場合がありました。
この問題が発生するのは、2.5 系で WebRelease を運用している状況で、既に OutOfMemory 寸前の状態であった場合に限られます。メモリサイズに余裕があった場合には、この問題は発生しません。また、一旦起動した後にこの問題が発生することはありません。
- 改修方法
コンバータのメモリ消費量を抑えるよう修正いたしました。
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ストレージ圧縮後にリロードすると再び圧縮処理が開始される
- 識別番号
- 1642
- 該当バージョン
- 2.50 以降
- 不具合の詳細
「システム」「ストレージ」画面の、「サイトストレージ情報」欄にある「操作」ボタンをクリックして特定のサイトのストレージを圧縮(ガーベッジコレクト)したあと、ブラウザのリロードボタンをクリックすると、再度圧縮が始まってしまう。
- 改修方法
修正いたしました。