WebRelease 2.60J リリースのお知らせ
WebRelease 2.60J をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.60I に対するバグフィックスリリースです。
2.60I 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。
このバージョンでの新機能の追加はありません。
Tomcat と Java をアップデート
2.60J では Tomcat が 6.0.41 に、また、Java Runtime Environment が 1.7.0_60 にアップデートされています。
従来製品との互換性
WebRelease 2.60J は WebRelease 2.60I に対して十分な互換性を維持しています。
このバージョンで修正された不具合
WebRelease 2.60J では下記の不具合が修正されました。
[1]承認画面に表示される承認者、承認時刻が間違っている場合がある | |
識別番号 | 1729 |
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該当バージョン | 2.50 以降 |
不具合の詳細 | 承認画面にある「承認状況」の「承認者」と「承認時刻」欄に、間違った承認者と承認時刻が表示される場合がある。この問題は、そのステップに対して、後段の承認ステップから差戻が行われた場合に発生する。差し戻された時に、「承認者」欄に、差し戻したスタッフのIDが表示されている。また、「承認時刻」欄には、差し戻された時刻が表示されている。 |
改修方法 | これらの欄には、承認された場合にのみ、承認したスタッフの ID とその承認が行われた時刻を表示するように改良しました。差し戻された場合には、これらの欄は空欄となります。 |
[2]承認画面でスキップを指定すると承認依頼メールのテキスト領域の高さが自動調整されない | |
識別番号 | 1721 |
該当バージョン | 2.60 以降 |
不具合の詳細 | 承認画面で、承認後の承認依頼先として、スキップを伴う指定を行うと、承認依頼メールのテキスト領域の高さが自動調整されない。エリアの高さが自動調整されない以外に副作用はない。 |
改修方法 | 修正いたしました。 |
[3]2 段階以上の連続した差戻処理を行う時の差戻通知メールの宛先が間違っている | |
識別番号 | 1720 |
該当バージョン | 2.50 以降 |
不具合の詳細 | 承認画面を使って、2段階以上の差戻を行うと、差戻画面に間違った差戻通知メールの送付先アドレスが表示される。そのまま差戻を行うと、その間違ったアドレスに差戻通知メールが配送されてしまう。具体的には下記の動作となっていた。 (1) user1 がページを作成し「承認ステップ A」に承認依頼する。 |
改修方法 | 修正いたしました。 |
[4]svg 形式の画像が preview できない | |
識別番号 | 1718 |
該当バージョン | 2.60I 以前 |
不具合の詳細 | svg 形式の画像をリソースや画像要素に登録した場合、正しく展開を記述しても、それらの画像が preview 画面で画像として表示されない。公開サーバにアップロードされた状態では問題なく表示できる。 |
改修方法 | この問題は preview したときにブラウザに配信される svg 形式の画像に適切な content-type が付されていなかったことが原因です。今回の修正で .svg または .svgz というサフィックスを持つデータに対しては image/svg+xml という content-type が付されるように改良されました。 なお、svgz 形式を扱う場合には、apache に下記の設定が必要です。 addEncoding gzip .svgz この設定は WebRelease のフロントに配置している apache と、公開サーバに使用している apache の両方に必要になります。 |
[5]2.6 系へのアップグレード後に OutOfMemory で起動できない | |
識別番号 | 1674 |
該当バージョン | 2.60 以降 |
不具合の詳細 | 2.6 系へのアップグレード後に WebRelease を起動しようとすると OutOfMemoryError が発生して起動できない。 この問題は 2.60 から発生する可能性のある問題です。2.60 から 2.60I までのバージョンでは、起動時に 2.5 系より多くのメモリを必要とするようになっていました。多くのメモリを必要とする理由は 2.6 系では、2.5 系以前のバージョンで使用していた形式のストレージに対して、小さなコンバージョンを実行する必要があることが関係しています。このコンバージョンの処理に必要となるメモリ量が大きかったため、2.5 から 2.6 系にバージョンアップした後で WebRelease が起動できない場合がありました。 この問題が発生するのは、2.5 系で WebRelease を運用している状況で、既に OutOfMemory 寸前の状態であった場合に限られます。メモリサイズに余裕があった場合には、この問題は発生しません。また、一旦起動した後にこの問題が発生することはありません。 |
改修方法 | コンバータのメモリ消費量を抑えるよう修正いたしました。 |
[6]ストレージ圧縮後にリロードすると再び圧縮処理が開始される | |
識別番号 | 1642 |
該当バージョン | 2.50 以降 |
不具合の詳細 | 「システム」「ストレージ」画面の、「サイトストレージ情報」欄にある「操作」ボタンをクリックして特定のサイトのストレージを圧縮(ガーベッジコレクト)したあと、ブラウザのリロードボタンをクリックすると、再度圧縮が始まってしまう。 |
改修方法 | 修正いたしました。 |