WebRelease 2.60N リリースのお知らせ

WebRelease 2.60N をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.60M に対するバグフィックスリリースです。

2.60M 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。

このバージョンでの新機能の追加はありません。

Java をアップデート

2.60N では Java Runtime Environment が 1.8.0_72にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。

サポート対象プラットフォームの追加

2.60N では、従来のプラットフォームに加え、下記のプラットフォームがサポート対象に追加されました。

OS X 10.11 (El Capitan)
OS X 10.11 + OS X Server

起動時間の改善

Version 2.60N では 2.60M に比較して WebRelease の起動時間が短縮されています。数十ギガバイト級の大規模なストレージで WebRelease をご利用になっている場合には、起動時間が大幅に短縮される場合があります。

2.60N は起動時間の短縮を保証するものではありません。お使いのコンテンツデータの状態によって顕著に効果が得られる場合、また、ほとんど効果が得られない場合があります。ご了承ください。

なお、起動時間が短くなるのは 2.60N にバージョンアップ後の WebRelease の 2 回め以降の再起動からとなります。バージョンアップ直後の再起動では従来どおりの起動時間がかかります。

ストレージの圧縮処理の起動条件を改善

明らかにディスク残が足りない状況で、圧縮処理を行っても完了できないと考えられる場合には、圧縮を起動しないように改良いたしました。また、圧縮に失敗した場合に一時ファイルが残骸として残る場合がありましたが、残骸を残さないように改良しました。

従来製品との互換性

WebRelease 2.60N は WebRelease 2.60M に対して十分な互換性を維持しています。

このバージョンで修正された不具合

WebRelease 2.60N では下記の不具合が修正されました。

[1]公開開始指定時刻に FTP が起動されない場合がある
識別番号 2124
該当バージョン 2.60M 以前
不具合の詳細

FTP のモードが AUTO または SCHEDULED に設定されている状態で、ごく稀に、ページに指定されている公開開始指定時刻に FTP が起動されず、スケジュールどおりにページが公開されないことがある。

改修方法

修正いたしました。確率は低いようですが、コンテンツの作成方法や操作とは無関係に一定確率で発生していました。

[2]FireFox で WYSIWYG上で貼り付けボタンや右クリックでの貼り付けができない
識別番号 2122
該当バージョン 2.60M 以前
不具合の詳細

Firefox で WYSIWYG エディタを使用している時に、以下の機能が使えない。

1. 貼り付け
2. プレーンテキスト貼り付け
3. ワード文章から貼り付け
4. CTRL-V または CMD-V での貼り付け
5. 右クリックからのメニューでの貼り付け

改修方法

修正いたしました。なお、症状が発生するのは Firefox 41 以降ぐらいからと思われます。Firefox 側で Document.queryCommandEnabled() メソッドの動作が変更されたことが関係していた模様です。

[3]「システム管理」の「ストレージ」画面の使用中のディスク量の表示の訂正
識別番号 2115
該当バージョン 2.60M 以前
不具合の詳細

「システム管理」の「ストレージ」画面に表示されている「必要ファイルシステムサイズ」および「必要ファイルシステム残量」の値に、圧縮処理の実行中に作成される一時ファイルのサイズが含まれて表示されていました。紛らわしいため、一時ファイルのサイズを含めない表示に変更しました。

圧縮を行っている最中の表示値が訂正の対象です。圧縮処理を行っていない平常時の表示値に変更はありません。

改修方法

修正いたしました。

[4]ページ編集画面の公開ボタンで間違ったリビジョンが公開される場合がある
識別番号 2090
該当バージョン 2.60M 以前
不具合の詳細

下記の手順で操作すると、公開ボタンをクリックした時に操作していたリビジョンとは異なるリビジョンが公開されてしまう。

  1. ページ A を作成して公開する。
  2. ページ A を編集して A のリビジョン 2 を作成する。
  3. ページ A のリビジョン 1 をリビジョン一覧画面で選択してリビジョン 1 のページ編集画面を表示する。
  4. ページ A のリビジョン 1 のページ編集画面で「公開」ボタンをクリックすると、ページ A のリビジョン 2 が公開されてしまう。

改修方法

修正いたしました。

[5]公開開始日時に未来時刻を指定して公開ボタンを押した時に操作履歴が残らない
識別番号 2088
該当バージョン 2.60M 以前
不具合の詳細

ページ編集画面で、公開開始指定時刻を未来に指定してある状態で「公開」ボタンをクリックしてページを公開待の状態にした時に、「公開ボタン」をクリックした操作が操作履歴に記録されない。操作履歴に残らない以外に副作用はない。

改修方法

修正いたしました。

[6]マニュアル中の画像が正常に表示されない場合がある
識別番号 2083
該当バージョン 2.60M 以前
不具合の詳細

マニュアル中の画像が正常に表示されない場合がある。Windows 上の Chrome など、一部の OS とブラウザの組み合わせで、画像が若干赤みがかって表示されてしまう。

改修方法

修正いたしました。

[7]デッドロックすることがある
識別番号 2076
該当バージョン 2.60M 以前
不具合の詳細

操作中にデッドロックを起してしまい、フリーズする。その後、自動で再起動して復旧する。WebRelease2.log には Deadlock detected. という記録が残る。

改修方法

修正いたしました。なお、この不具合の発生確率は極めて低いと考えられます。また、自動再起動で復旧します。従って、この件を理由に早急なバージョンアップを行う必要は無いとお考えいただいてかまいません。

[8]ページデータテンプレートのリソースが公開サーバにアップロードされない
識別番号 2014
該当バージョン 2.50 以降
不具合の詳細

ページデータ型のテンプレートに登録されているテンプレートリソースが公開サーバにアップロードされない。

改修方法

アップロードされるように修正いたしました。

もし、ページデータ型のテンプレートのリソースに、公開サーバにアップロードしてはならないファイルを登録しているのであれば、2.60N へのアップデートを実行する前に、テンプレートの修正を行なってください。

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