WebRelease 2.70Eリリースのお知らせ
WebRelease 2.70E をリリースいたしました。このリリースは WebRelease 2.70D に対するバグフィックスリリースです。
2.70D 以前のバージョンをお使いのお客様はこのバージョンへのアップデートをお願いいたします。
このバージョンでの新機能の追加はありません。
Java をアップデート
2.70E では Java Runtime Environment が Java SE 8u121 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。
Tomcat をアップデート
2.70E では Tomcat が 8.5.11 にアップデートされています。このアップデートにより、安定性、安全性が改善されています。
性能改善
2.70E では、下記の項目について性能が改善されています。
- ダッシュボードの表示が高速化されています。承認フローを多用しているサイトで効果が期待できます。
- WebRelease の再起動後のページのプレビュー・ページ一覧・承認一覧・一括承認依頼などの表示が高速化されています。この変更により WebRelease の起動に所要する時間が若干長くなる場合があります。また、起動状態でのメモリ消費量が少し増加する場合があります。
いずれの点につきましても、比較的規模の大きな数万ページ規模のサイトで効果が得られる見込みですが、コンテンツデータの状態、サーバリソースの状況などによっては効果が得られない場合もあります。あらかじめご了承ください。
従来製品との互換性
WebRelease 2.70E は WebRelease 2.70D に対して十分な互換性を維持しています。
このバージョンで修正された不具合
WebRelease 2.70E では下記の不具合が修正されました。
[1]サポートされていないブラウザからのアクセスへの表示画面を改善 | |
識別番号 | 2329 |
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該当バージョン | 2.60M 以降 |
不具合の詳細 | IE 7 以前のブラウザで WebRelease を利用しようとすると not supported browser というメッセージが表示されて WebRelease を使用することができません。これは、サポート対象外のブラウザでの利用に伴って発生する可能性があるトラブルを避けるために WebRelease に組み込まれている機能ですが、この時 not supported となった理由がブラウザの画面に表示されないので理由がわかりにくいという問題がありました。 |
改修方法 | 改良いたしました。本件は不具合というよりは機能改善にあたるものと捉えています。 |
[2]システムの負荷が高い状態で WebRelease が再起動してしまう場合がある | |
識別番号 | 2325 |
該当バージョン | 2.70 以降 |
不具合の詳細 | WebRelease が稼働しているサーバに高い負荷がかかっている状況で WebRelease が自動再起動してしまう場合がある。
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改修方法 | 修正いたしました。再起動条件を緩和しました。 |
[3]一括承認依頼でエラーが発生する場合がある | |
識別番号 | 2324 |
該当バージョン | 2.60 以降 |
不具合の詳細 | 以下の手順で一括承認依頼を実行すると、依頼後の画面が表示されず、真っ白な画面になってしまう。この問題は、システムの設定でメールサーバの設定が行なわれておらず、承認依頼メールが発送できない状態になっている場合にのみ発生する。
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改修方法 | 修正いたしました。 |
[4]リソースを持たないテンプレートへの上書きアプロードができない | |
識別番号 | 2318 |
該当バージョン | 2.70 以降 |
不具合の詳細 | リソースを持たないテンプレートまたはコンポーネントに対して上書きアップロードを行なった後に、そのテンプレートまたはコンポーネントのリソース画面を表示すると真っ白な画面が表示されてしまう。 |
改修方法 | 修正いたしました。 |
[5]外部リンクチェック機能で誤ったリンク切れがレポートされる場合がある | |
識別番号 | 2315 |
該当バージョン | 2.70 以降 |
不具合の詳細 | 外部リンクチェックの対象となる URL が https で、その URL が呈示する SSL 証明書がある特殊な形状をしている場合に、リンク先にアクセス可能であるにもかかわらず、リンク切れとしてレポートされてしまう。WebRelease2.log には Certificate chaining error というエラーが記録される。 |
改修方法 | 修正いたしました。 |