5章 テンプレート - 4. 要素のタイプ
各要素に共通の設定項目は下記のとおりです。
ページ作成時に、このフィールドへの入力が必須かどうかを指定します。必須入力に指定されている要素が未入力の場合、ページ編集画面にエラーが表示されます。必須入力の項目が未入力の状態でもあえて公開を選べば公開することはできます。目次、グループ項目、セレクタには、必須入力の指定はできません。
この要素の繰り返しを許可するかどうかを指定します。繰り返しありと指定されている要素については、コンテンツ製作者は、コンテンツデータの入力時に、要素を増やして入力が可能です。例えば「電話番号」という要素に繰り返しが指定されているとすると、コンテンツ入力時に、電話番号フィールドを増やして、複数の電話番号を入力できるようになります。テンプレートの展開側では、繰り返しありの指定がある要素は、基本的に常に列として扱います。多くの場合、wr-for の list= に与えて処理を行うことになるでしょう。
「目次」要素には繰り返しの指定はできません。
入力エリアは、閉じた状態で表示することができます。ニュース記事を入力するテンプレートを作成した場合、そのテンプレートでページを作成した時のページ編集画面上でのグループ項目の入力フィールドは、例えば、下図のようになるでしょう。
この入力画面を閉じた状態は下記のようになります。閉じている状態では、要素の一部(上の部分)のみが、半透明のカバーで覆われた状態で表示されます。この状態では要素への値の入力はできません。要素への入力を行う場合には表示を開いてから行います。
「ニュース」という要素名の左にあるにマウスを合わせると、ドロップダウンメニューが表示されます。メニューから「入力欄を開閉する」を選ぶことで、欄を開いて表示したり、閉じて表示したりできます。
テンプレート側では、要素の開閉を許可するかどうかと、さらに、そのテンプレートでページを作成した時に、そのフィールドをデフォルトで閉じたい状態とするかどうかを指定することができます。
各種の入力フィールドの使われ方に応じて開閉機能を使うと、入力画面の使いやすさが向上するのではないでしょうか。
「ページ編集画面にはこの要素の入力フィールドは表示しない」のチェックボックスを ON にしておくと、ページ編集画面にはその要素に対応する入力フィールドは表示されなくなります。この設定を ON にして使用するのは、例えば下記のようなケースです。
リニューアルなどで使わなくなった要素も削除せずにこのチェックボックスの指定でコンテンツ作成時に見えないようにしたまま保存しておくとができます。