3章 サイトの作成
サイトには、いろいろな属性を設定することができます。設定を行えるのは、システム管理ユーザ、または、そのサイトでマネージャー権限を持つスタッフだけです。それ以外のユーザは設定を見ることはできますが、変更はできません。 (マネージャー権限を持たないスタッフでも「サイト説明」欄は変更することができます) サイトの設定は「サイト設定」画面の「サイト設定」タブで行います。
サイトの名前を入力します。サイト名には好きな名前を付けて構いません。サイト名はサイトを選択する場面で、後述のサイト説明とともに表示されます。
WebRelease で作成されたページ同士のリンクの生成方式を指定します。「絶対パスでリンクを生成」を指定すると、生成されたページの中に含まれる他のページへのリンクは、'/' で始まる絶対パス表現になります。「相対パスでリンクを生成」を指定した場合には、リンクは相対パス表現になります。
WebRelease の U/I には、英語と日本語の2種類があります。ユーザがブラウザからアクセスして WebRelease を使用する場合 U/I 言語はブラウザに設定されている言語で決まります。ブラウザに日本語以外の言語が指定されている場合、WebRelease の U/I は英語になります。 ここで指定している「デフォルト U/I 言語」は、各種通知メールなど、ユーザとの直接的なインタラクションがない場合に使用される言語を決定します。ここで「英語」と指定しておくと、承認依頼、承認通知、などのメールの文面が英語になります。
オプション欄にある「WebRelease で管理されているページやリソースへの直接リンクをプレビュー用の URL に書き換えてプレビューする」というオプションには、プレビュー対象のページの html 中に、同じサイト内で管理されているページやサイトリソース、ページリソースなどへのリンクが直接記述されている場合に、それらを対応するプレビュー用の URL に書き換えてプレビューする機能を有効にする場合に ON を指定します。
例えば index.html というファイル名のページの中に「複数行テキスト」タイプの要素があり、その要素に対してユーザが作成した html が入力されているケースを考えます。この html 中に <a href="page2.html"> というリンクが書かれていた場合に、もし page2.html が WebRelease の管理下にあれば、つまり、index.html と同じフォルダ(ディレクトリ)に page2.html というファイル名のページがあれば、index.html をプレビューする時には pahge2.html へのリンクは、page2.html をプレビューするのに必要な WebRelease 固有の URL に書き換えられます。この書き換えが行われるので、index.html のプレビュー画面で page2.html へのリンクをクリックすると page2.html のプレビュー画面に移動します。
このオプションを OFF に設定すると href="page2.html" 部分は書き換えが行われることなく、そのままプレビュー画面の html に出力されるようになります。その場合、index.html のプレビュー画面で page2.html へのリンクをクリックしても、page2.html のプレビュー画面には移動することができません。
Html の他に css 内の URL も書き換え対象になります。また「複数行テキスト」だけでなく、サイトリソース、ページリソース、テンプレートリソースに登録されている css や html 内も書き換えの対象です。書き換え対象は、a タグだけでなく、一般に URL が記述される箇所のほぼすべてで書き換えが行われます。
この書き換え機能が影響するのはプレビューの場合のみです。生成され、公開サーバに転送されるコンテンツの生成には影響を与えません。
このオプションはデフォルトで ON になっています。特に問題がない限り ON のまま使用してください。もし、プレビューの動作を 2.6 系の動作に戻したい場合には、このオプションの設定を OFF に指定してください。
WebRelease にはスマートフォンなどの実機でのプレビュー用に QR コードを表示する機能があります。QR コードが不要な場合は、「プレビュー用の URL を QR コードで表示する」のチェックをはずしてください。 プレビューアイコンにマウスをあわせても QR コードは表示されなくなります。
このサイトのタイムゾーンを指定します。サイト内のすべての時刻表示は、ここで指定したタイムゾーンで表示されます。海外店などのサイトも、その地域のタイムゾーンを使用してサイトの運用が可能です。 普通は、タイムゾーンの設定はサイト単位で十分ですが、必要があれば、スタッフごとにタイムゾーンを指定することもできるようになっています。
サイトを閉鎖してシステム管理者以外のユーザがサイトに立ち入れないように設定することができます。閉鎖されたサイトは、システム管理者ではないユーザの「サイト一覧」には表示されなくなるので、システム管理者以外はそのサイトに立ち入ることができなくなります。リニューアルなどによって古くなったサイトを閉鎖してしまえば、ユーザの誤操作を減らすことができるでしょう。 サイトが閉鎖されると、そのサイトの FTP モードは OFF に切り替わります。結果として AUTO や SCHEDULED などの自動 FTP は行なわれなくなります。FTP のモードが OFF になるので XML Reader の動作も停止します。
これは設定項目ではありません。このサイトのコンテンツデータが、サーバ上のどのディレクトリに保持されているかがここに表示されています。
サイトの簡単な説明を記入してください。ここでの記入内容はサイト一覧でサイト名とともに表示されます。この記述は WebRelease の動作には特に影響を与えることはありません。