WebRelease には、サイト作成後には、デフォルトに設定された辞書が作成されています。これらの辞書は「使用しない」設定になっているため、辞書の使用を開始する場合には、使用したい辞書については「使用する」に設定変更する必要があります。
3章 サイトの作成
WebRelease には、以下の辞書が定義されています。これらの辞書を使って、コンテンツ中の用語や使用されている文字種などをチェックすることができます。
コンテンツ中で使用が禁止されている語句を登録しておきます。コンテンツ作成中に該当する語句が使われた場合にエラーが表示されます。
アクセシビリティや文字化けの可能性など、さまざまな観点から利用しない方がよいと考えられる文字を登録しておきます。コンテンツ作成中に該当する文字が使われた場合、警告と代替文字(代替表現)が提示されます。
他の辞書に登録された、使用が禁止または推奨されない語句について、例外を登録しておきます。人名や地名など、使用が正しいと考えられる語句を登録しておくことで、コンテンツ作成中のエラーや警告を抑止することができます。
コンテンツ中での使用は禁止するほとではなくても、一般的には、他の表現に置き換える可能性を考えるべき語句を登録しておきます。コンテンツ中にこの辞書に登録されている語句が使用されていると、警告と書き換え候補が表示されます。
辞書はサイトごとに独立しています。サイトをまたがった辞書は作成できません。
辞書によりチェックされる対象は、ページ編集画面で入力された文章です。テンプレート中に記述される語句は辞書でのチェックの対象にはなりません。
WebRelease には、サイト作成後には、デフォルトに設定された辞書が作成されています。これらの辞書は「使用しない」設定になっているため、辞書の使用を開始する場合には、使用したい辞書については「使用する」に設定変更する必要があります。
このデフォルトの辞書に掲載されている語句は、当社が独断で選定したものです。辞書として十分なものではなく、また、不適切と判断できるものも含まれている可能性があります。辞書は必ず、コンテンツ作成環境に合わせて、語句の追加、削除を随時行い、メンテナンスしながらお使いください。
サイト作成直後には、辞書はデフォルトの設定で作成されていますが、「使用しない」設定状態になっています。
辞書を使ったコンテンツ中の語句のチェックを行いたい場合には、まず、使用したい辞書について「使用する」の設定に変更する必要があります。
「この辞書を使用する」のラジオボタンをクリックして辞書を「使用する」状態に切り替えます。その後画面右上の「保存」ボタンをクリックして設定を保存します。「戻る」ボタンで辞書一覧画面に戻ります。
使用中の辞書に対しては、青いステータスアイコンが表示されます。使用されていない辞書に対しては、白いステータスアイコンが表示されます。
辞書に語句を登録する時には、語句を登録したい辞書を選んでから、その設定画面で「追加」ボタンをクリックします。
表示されるパネルに追加したい語句を入力します。一度にまとめて 10 語まで登録できます。登録語を入力したら、パネル右上の「実行」ボタンをクリックしてください。入力した語が辞書に登録されます。
「使用禁止語辞書」と「書き換え抑止語辞書」の場合、登録する語と、必要であればコメントを入力してください。コメントは任意です。
「文字置換辞書」と「書き換え推奨語辞書」の場合は、登録語と、それを置き換える語(フレーズ)を入力します。必要があればコメントも入力してください。
「文字置換辞書」と「書き換え推奨語辞書」については、ひとつの辞書に同じ語を重複して登録することができます。そのような語を含む文章を入力した場合、ページ編集画面の該当する表現が含まれる入力エリアには、両方の書き換え対象が表示されます。例えば書き換え推奨語辞書に「表日本」という語が2件登録されていて、一方の書き換え語が「おもて日本」でもう一方が「太平洋側」である場合、警告欄の表示は下図のようになります。コンテンツ作成者は適切と考えられる書き換えフレーズを選びます。
辞書は CSV 形式のファイルとしてダウンロードすることができます。辞書をダウンロードするには、辞書設定画面で「ダウンロード」ボタンをクリックします。
「ダウンロード」ボタンをクリックすると、ダウンロードに関連するオプションを入力するパネルが表示されるので、オプションを設定してください。
ファイル名には、ダウンロードしたファイルに付けたいファイル名を指定してください。
エンコーディング欄では、下記のいずれかを選択してください。
ダウンロードされる CSV ファイルの文字コードは UTF-8 になります。また、改行コードは CR + LF (キャリッジリターン + ラインフィード) になります。Windows XP 以降など、最近の Windows PC にダウンロードする場合にこの設定を選択してください。
ダウンロードされる CSV ファイルの文字コードは UTF-8 になります。また、改行コードは LF (ラインフィード) になります。OS X や Linux などにダウンロードする場合にこの設定を選択してください。
ダウンロードされる CSV ファイルの文字コードは Shift_JIS になります。また、改行コードは CR + LF (キャリッジリターン + ラインフィード)になります。UTF-8 対応が十分でない、少し古いタイプの Windows などに辞書をダウンロードする場合には、この設定を選択する必要があるかもしれません。ただし、文字コードが Shift_JIS なので、Shift_JIS で表現できない(Shift_JIS に含まれていない)文字、例えば「文字置換辞書」に含まれる相当数の文字が正しくダウンロードできません。この設定でのダウンロードは極力さけてください。
「コメントを付けてダウンロードする」のチェックを ON にしておくと、コメント欄に記入されているコメントもダウンロードされる CSV ファイルに含まれるようになります。
ダウンロードされるファイルの形式は下記のとおりです。
"四ツ辻","十字路",""
"土人","先住民",""
"滑り止め","併願",""
"表日本","太平洋側",""
"裏日本","日本海側",""
CSV 形式のファイルを作成し、それをアップロードすることで、たくさんの単語を一度に辞書に登録することができます。 辞書をアップロードする時には、辞書設定画面で「アップロード」ボタンをクリックします。
「アップロード」ボタンをクリックすると、アップロードするファイルとオプションを指定するパネルが表示されますので、パネルに必要事項を記入します。
「登録する CSV ファイル」の欄には、アップロードしたい CSV ファイルを指定してください。
「エンコーディング」欄には、上の欄に指定した CSV ファイルの文字コードを指定します。
「辞書をクリアしてから CSV ファイルに指定されている語で辞書を作りなおす」のチェックを ON にしておくと、アップロード前に一旦辞書をクリアし、その後、アップロードされたファイルを使って辞書が再構築されます。OFF にしておけば、アップロードされた単語が辞書に追加登録されます。
パネルへの記入が終わったら、右上の「アップロード」ボタンをクリックします。ファイルがアップロードされ辞書が更新されます。
アップロードする CSV ファイルは、下記のルールで作成してください。
具体的なファイルの形式は、辞書をダウンロードすると確かめることができます。
辞書設定画面の「デフォルト」ボタンをクリックすると、辞書の設定を WebRelease の初期設定の状態に戻すことができます。
この操作を行うとその時点での辞書は失われます。必要であれば、辞書をダウンロードしてバックアップを作成しておいてください。