旧バージョンの WebRelease (2.4系以前)からアップグレードを行った後で、パスワードの有効期限を設定すると、全ユーザが次回のログイン時にパスワードの再設定を要求されます。これは、各ユーザの前回のパスワード設定時刻が不明なためです。ご了承ください。
11章 システムの運用管理
WebRelease には以下のとおり、いくつかのシステム設定があります。必要に応じて設定して使用してください。
WebRelease には、ユーザが設定するパスワードの強度を維持することを支援する機能があります。パスワードセキュリティ設定は「システム管理」画面の「設定」タブの「パスワード」欄で行ないます。
パスワードセキュリティ設定を行なうためにはシステム管理者権限が必要です。
必要な設定を行ったら、画面右上の「保存」ボタンをクリックして、設定を保存してください。新しい設定は、次回のパスワード変更時、または、次回の新規ユーザ登録時から適用されます。設定を行った時点で設定されているパスワードは、有効期限までそのまま使い続けることができます。
設定することができるパスワードの最低文字数を 5 文字から 15 文字の間で指定することができます。これにより、ユーザが短かすぎるパスワードを設定することを防ぐことができます。
この設定の初期値は 10 文字です。
パスワード中に英字の A から Z のいずれかの文字を一定文字数以上含んでいなければならないという規制を行なう場合に指定します。例えば 3 を指定するとパスワードを設定する時には、パスワード中にこれらの文字を 3 文字以上含むものを指定しなければならなくなります。0 を指定するとパスワード中にこれらの文字が含まれていなくても良いことを表します。
この値の初期値は 0 です。
パスワード中に英字の a から z のいずれかの文字を一定文字数以上含んでいなければならないという規制を行なう場合に指定します。例えば 3 を指定するとパスワードを設定する時には、パスワード中にこれらの文字を 3 文字以上含むものを指定しなければならなくなります。0 を指定するとパスワード中にこれらの文字が含まれていなくても良いことを表します。
この値の初期値は 0 です。
パスワード中に数字の 0 から 9 のいずれかの文字を一定文字数以上含んでいなければならないという規制を行なう場合に指定します。例えば 3 を指定するとパスワードを設定する時には、パスワード中にこれらの文字を 3 文字以上含むものを指定しなければならなくなります。0 を指定するとパスワード中にこれらの文字が含まれていなくても良いことを表します。
この値の初期値は 0 です。
パスワード中に記号を一定文字数以上含んでいなければならないという規制を行なう場合に指定します。例えば 3 を指定するとパスワードを設定する時には、パスワード中に記号を 3 文字以上含むものを指定しなければならなくなります。0 を指定するとパスワード中に記号が含まれていなくても良いことを表します。
ここでの記号とは、英字の A から Z または a から z または 数字の 0 から 9 のいずれにも該当しない文字を指しています。
この値の初期値は 0 です。
それぞれのユーザが、最近設定していたパスワードを再度使用することを禁止することができます。禁止対象は 0 世代、 1 世代、3 世代、6 世代、12 世代、15 世代から選ぶことができます。0 世代を選択すると、パスワードの繰り返し使用は禁止されなくなります。12 世代を指定すると、ユーザが過去に使用していた 12 個のパスワードが、新しいパスワードとして指定することができなくなります。
この値に 0 を指定すると、パスワードの再利用は禁止されなくなります。新しい設定は、次回のパスワード変更時から適用されます。
この値の初期値は 0 です。
パスワードの有効期限は 1, 3, 6, 9 12 ヶ月または、無期限に設定することができます。パスワード設定から指定期間を過ぎた状態でユーザがログインすると、ログイン直後に、パスワード再設定画面に誘導されます。ユーザは、新しいパスワードを設定した後で WebRelease が利用できるようになります。
旧バージョンの WebRelease (2.4系以前)からアップグレードを行った後で、パスワードの有効期限を設定すると、全ユーザが次回のログイン時にパスワードの再設定を要求されます。これは、各ユーザの前回のパスワード設定時刻が不明なためです。ご了承ください。
WebRelease のシステム運用に関連して発生する、各種監視系メールの送付先アドレスを指定します。指定は「システム管理」画面の「設定」タブの「通知メール」欄で行います。
ここにメールアドレスを指定しておくことで、そのアドレスに向けて監視系のメールが配送されます。現在、監視系メールは下記の2種類です。
この欄へのメールアドレスの指定は必須ではありません。この欄にメールアドレスが指定されていない場合には、監視系のメールは発送されません。
新規サイトの作成を、システム管理者権限をもつユーザに限定しておきたい場合には「新規サイトの作成にはシステム管理者権限が必要」のチェックボックスを ON にしてください。
システム管理ユーザは、ユーザ一覧画面からユーザ登録情報を CSV 形式のファイルとしてダウンロードできますが、このダウンロードの操作をシステム管理ユーザ以外にも許可する必要がある場合には「システム管理ユーザ以外のユーザ登録情報のダウンロードを禁止」のチェックボックスを OFF に設定変更してください。