インポートする時に「サーバのディスク上にあるサイトアーカイブファイルをインポート」を選択してインポートを行った場合、インポートが完了してもサーバ上のサイトアーカイブファイルは削除されることはありません。インポート後に不要になる場合は sftp コマンドなどを使って手動で削除してください。
3章 サイトの作成
サイトエキスポート機能を使って作成・ダウンロードしたサイトアーカイブファイルは、インポートすることができます。インポート処理を行えるのはシステム管理ユーザに限られます。
サイトのインポートは以下のふたつの方法のいずれかで行います。
PC 上に置かれている、以前 WebRelease からエキスポートしたサイトアーカイブファイルをアップロードすることでサイトをインポートすることができます。
Internet Explore で操作する場合と、Edge Chrome Firefox Safari などの最新のブラウザで操作する場合で、アップロード機能の動作が異なります。なるべく最新のブラウザでご利用ください。
以前 WebRelease からエキスポートしたサイトアーカイブファイルを、WebRelase サーバ上の任意のディレクトリにあらかじめ scp や sftp などで転送しておき、そのファイルの場所を指定することでサイトをインポートすることができます。
Internet Explore で操作する場合、この機能は利用できません。Edge Chrome Firefox Safari などの最新のブラウザでご利用ください。
サイトのインポートの手順は以下の手順でおこないます。
サイト一覧画面右上の「インポート」ボタンをクリックしてインポート画面を表示します。
インポートしたいサイトアーカイブファイルが PC 上にある場合には「PC 上にあるサイトアーカイブファイルをアップロードしてインポート」のラジオボタンを ON にしてから、アップロードするファイルを選択します。
WebRelease サーバ上に事前に転送してあるサイトアーカイブファイルをインポートする場合には「サーバーのディスク上にあるサイトアーカイブファイルをインポート」のラジオボタンを ON にしてから、表示される入力エリアにサーバ上でのサイトアーカイブファイルのパス名を '/' から始まる絶対パスで指定します。
サイトアーカイブファイルは、WebRelease サーバ上に scp や sfpt などのツールを使ってあらかじめコピーしておく必要があります。また、そのファイルのサフィックスは .wrb である必要があります。このファイルには、サーバ上の UID wr2 で読み込みできるパーミッションが設定されている必要があります。
インポートする時に「サーバのディスク上にあるサイトアーカイブファイルをインポート」を選択してインポートを行った場合、インポートが完了してもサーバ上のサイトアーカイブファイルは削除されることはありません。インポート後に不要になる場合は sftp コマンドなどを使って手動で削除してください。
画面の各欄に必要に応じてオプションを指定します。
サイトをインポートする場合には下記のオプションが指定可能です。
サイトアーカイブファイルがパスワードで保護されている場合には、インポート時にそのパスワードを与えます。パスワードで保護されているサイトアーカイブファイルは正しいパスワードを提示しない限りインポートすることはできません。
インポート後のサイト名を指定することができます。エキスポート時のサイト名でそのままインポートする場合には指定する必要はありませんが、エキスポート時とは違うサイト名でインポートしたい場合には、ここでインポート後のサイト名を指定してください。
サイトエキスポート時に、オプションとして「サイトアーカイブファイルにサイトスタッフのユーザ登録情報を含める」を指定してある場合には、このチェックボックスをオンにしておくことで、サイトのインポートと同時に、サイトアーカイブファイルに記録されていたサイトスタッフの情報に従ってユーザ登録が行われます。サイトアーカイブファイル中に記録されているユーザで、かつ、インポート時点でユーザ登録されていないユーザが登録の対象となります。
インポート完了時にサイトを閉鎖状態に設定することができます。インポート後にスタッフの設定変更や FTP アカウント情報の設定変更などを行いたい場合など、インポートしたサイトの準備が整うまでユーザにサイトに立ち入って作業して欲しくない場合には、この指定をしておくことでサイトの閉鎖を解除するまでアップロードしたサイトへの立ち入りをシステム管理ユーザだけに制限しておくことができます。
サイトアーカイブファイルと必要なオプションを指定したら、画面右上の「インポート」ボタンをクリックします。
「PC 上にあるサイトアーカイブファイルをアップロードしてインポート」を選択した場合には、指定したサイトアーカイブファイルのアップロード始まります。 アップロード完了までそのまま待ちます。画面右上の「キャンセル」ボタンをクリックすることでインポートを中止することができます。
「サーバーのディスク上にあるサイトアーカイブファイルをインポート」を選択してインポートした場合アップロードは行われないためインポートボタンクリック後にすぐに次のステップ4のインポート完了待の画面に切り替わります。
サイトアーカイブファイルのアップロードが完了するとアップロードしたファイルのインポート処理が始まります。インポート処理が始まると、自動的にサイト一覧画面に移動します。インポート処理中のサイトは、サイト一覧画面では赤色のアイコンで表示されています。インポート処理が完了するまで、そのサイトは使用できません。処理が終わるまでお待ちください。なお、サイトの規模が大きい場合には、インポート処理に時間がかかる場合があります。
インポートされたサイトは FTP 起動モードは OFF になっています。必要に応じて再設定してください。
公開サーバへのコンテンツのアップロードに sftp の公開鍵認証を使用しているサイトのサイトアーカイブファイルをインポートした場合、鍵ファイル名とそのパスフレーズはインポートにより復元されません。これは、これらの情報は、もともとサイトアーカイブファイルに含まれていないからです。必要に応じてインポート後に該当するチャネルの認証情報を再設定してください。