コンポーネントは必ず使用しなければならないものではありません。テンプレートの作成を支援する仕組みですので、必要に応じて効果的に使用してください。
6章 コンポーネント
テンプレートの作成にはコンポーネントを使うことができます。コンポーネントは、テンプレートとほとんど同じものです。テンプレートはそれをベースにページを作るためのものですが、コンポーネントからは直接ページを作ることはできません。そのかわり、コンポーネントは、テンプレートまたは、他のコンポーネントの中に要素として組み込んで使用します。
コンポーネントは必ず使用しなければならないものではありません。テンプレートの作成を支援する仕組みですので、必要に応じて効果的に使用してください。
コンポーネントは「コンポーネント一覧」画面で「新規コンポーネント」ボタンをクリックすると作成することができます。
「新規コンポーネント」ボタンをクリックすると「名称未設定コンポーネント」という名前のコンポーネントが作られます。作成されたコンポーネントに設定を加えてゆくことでコンポーネントを完成させます。
コンポーネントの設定項目は、テンプレートのそれに似ていますが、設定項目はテンプレートより少なくなっています。
このコンポーネントを保管しておきたいフォルダを指定します。
コンポーネントには名前をつけることができます。各コンポーネントには、その内容や使途に応じた適切な名前をつけてください。 コンポーネント名はコンポーネントを選択する場面で使用されます。
コンポーネントの名称は、必要に応じて随時変更して構いません。コンポーネント名の変更は、既にそのコンポーネント参照している他のコンポーネントやテンプレートに影響を与えることはありません。
WebRelease Template Language のバージョンを指定します。WTL に関する説明はテンプレートの設定に関する説明を参照してください。
このチェックを ON にしておくと、コンポーネントが削除できなくなります。コンポーネントを誤って削除しないようにするための機能です。コンポーネントを削除する場合には、一旦このチェックを OFF にして画面右上の「保存」ボタンをクリックし、削除禁止を解除してから削除してください。
コンポーネントには、名前以外に簡単な説明をつけることができるようになっています。コンポーネントの内容を理解しやすくするために、コンポーネントに簡潔な説明をつけておくのも良いかもしれません。
このコンポーネントを参照している(このコンポーネントを組み込んで使用している)他のコンポーネントとテンプレートの一覧が表示されます。
コンポーネントの構造は「展開」を持たない点を除いて、テンプレートと同じです。コンポーネントを組み立てる方法はテンプレートの場合と同じですので、テンプレートに関する説明を参照してください。
コンポーネントは、展開を持たないので、コンテンツを生成する処理はいずれかのメソッドに記述することになります。コンポーネントを参照している側のコンポーネントやテンプレートは、展開中またはメソッド中で、援用しているコンポーネントのメソッドを呼び出すことで、コンテンツの生成を行います。
コンポーネントには、コンポーネントリソースを定義することができます。これは、テンプレートリソースと同様のものです。コンポーネントのリソースには、コンポーネントの外からはアクセスできません。コンポーネントのリソースにアクセスできるのは、そのコンポーネントのメソッド内からだけです。