5章 テンプレート - 5. テンプレートの展開
wr-append は、wr-variable によって定義された変数に値を追加するときに使用します。展開内に、下記の書式で記述します。
<wr-append name="変数名" value="値" ></wr-append>
<wr-append name="変数名" value="値"/>
<wr-append name="変数名">..値..</wr-append>
wr-variable によって定義される変数は配列型の変数です。wr-append は wr-variable によって定義された配列型の変数の末尾にデータを追加してゆきます。同じ変数に対して繰り返し wr-append を実行すると、各 wr-append に指定された値がひとつの変数に配列として蓄えられてゆきます。
wr-append はデータを追加することしかできません。変数に蓄えられたデータは wr-clear 拡張タグを実行することでクリアすることができます。
wr-append も wr-variable と同様にタグのボディーを持つことができます。その場合、ボディーの展開結果を文字列にしたものが値となり、それが変数に追加されます。
目次「支店一覧」に含まれるすべてのページの中から、要素「地区」の値が「東京」となっているページだけを集めて変数「東京地区」に集めます。そのあとで、変数「東京地区」に集められた各ページの情報を表示します。
<wr-variable name="東京地区"/>
<wr-for list="支店一覧" variable="x">
<wr-if condition="x.地区 == \"東京\"">
<wr-append name="東京地区" value="x"/>
</wr-if>
</wr-for>
<wr-for list="東京地区" variable="x">
.....
<td>%x.電話番号%</td><td>%x.ファックス番号%</td>
.....
</wr-for>