公開サーバへのコンテンツのアップロードに sftp の公開鍵認証を使用している場合、使用している鍵のファイル名とそのパスフレーズはサイトエキスポートファイルには含まれません。これらの情報は必ず除去された状態になっていますので、必要に応じてインポート先で再設定してください。
3章 サイトの作成
サイトはサイトアーカイブファイルとしてエキスポートすることができます。サイトアーカイブファイルには、サイトを構成するすべてのデータを含めることができます。
エキスポートしたサイトアーカイブファイルは、そのサイトアーカイブファイルを生成した WebRelease だけでなく、他のWebRelease にもインポートすることができます。サイトアーカイブファイルを使って、サイトを移動したり、コピーしたり、または、バックアップすることが可能です。
サイトのエキスポート操作が行えるのは、システム管理ユーザか、または、サイトのマネージャーに限られます。それ以外のユーザはサイトのエキスポートはできません。
サイトをエキスポートする場合には下記のオプションが指定可能です。
サイトアーカイブファイルに、サイトに登録されているスタッフのユーザ情報を含めるかどうかを指定します。スタッフのユーザ情報を含めておけば、そのサイトアーカイブファイルを他の WebRelease にインポートした時に、必要なユーザをインポートした WebRelease に自動でユーザ登録することができるようになります。
ダウンロードされるサイトアーカイブファイルに FTP のログを含めるかどうかを指定します。FTP ログを除外すればサイトアーカイブファイルをいくらかでも小さくすることができます。
ダウンロードされるサイトアーカイブファイルにサイトの FTP 先ホストへの接続情報を含めるかどうかを指定します。このオプションを指定しておけば FTP 情報はサイトアーカイブファイルには書かれないため、FTP サーバへの接続情報を確実に秘匿できます。
ダウンロードされるサイトアーカイブファイルにサイトの操作履歴を含めるかどうかを指定します。操作履歴を除外すればサイトアーカイブファイルをいくらかでも小さくすることができます。また、履歴のクリアされたクリーンな状態でサイトをエキスポートできます。
サイトアーカイブファイルをパスワードで保護したい場合に保護パスワードを指定します。パスワードで保護されたサイトアーカイブファイルは、そのパスワードを提示しない限りインポートすることはできません。
設定したパスワードを忘れてしまった場合、そのサイトアーカイブファイルを開くことはできなくなります。ファイルの保護には暗号として 128 bit AES が使われています。パスワードが解らない状態でサイトアーカイブファイルを開くためにはこの 128 bit AES 暗号を解読するのと同じ手順が必要となります。解読は事実上不可能であると考えられますので、くれぐれも設定したパスワードを忘れてしまわないようにしてください。
公開サーバへのコンテンツのアップロードに sftp の公開鍵認証を使用している場合、使用している鍵のファイル名とそのパスフレーズはサイトエキスポートファイルには含まれません。これらの情報は必ず除去された状態になっていますので、必要に応じてインポート先で再設定してください。
サイトのエキスポートは以下の手順でおこないます。
「サイト設定」画面の「サイト設定」タブの右上にある「エキスポート」ボタンをクリックしてサイトエキスポートパネルを表示します。
必要に応じてオプションを選択します。また、サイトエキスポートファイルをパスワードで保護したい場合には、パスワードを指定します。
パネル右上の「ダウンロード」ボタンをクリックするとサイトエキスポートファイルのダウンロードが始まります。ファイルを PC のディスクに保管してください。
サイトが大規模である場合には、ダウンロードには長時間かかる場合があります。