関数索引
multiply() 関数は数値の乗算を行います。
multiply() 関数の引数の数は二つまたは四つです。パラメタを二つだけ指定した場合には、二つの数の乗算結果が得られます。この場合、計算結果の小数点以下桁数は、引数に指定した二つの数値の小数点以下桁数を足した長さになります。計算結果の小数点以下桁数と丸めモードを指定したい場合には、三つめと四つめのパラメタで指定することができます。
乗算したい数を指定します。
数値2:乗算したい数を指定します。
有効桁:小数点以下何桁で端数処理をしたいかを示す整数値を指定します。 負の数は指定できません。このパラメタは省略可能です。
丸めモード:端数処理のモードを指定します。このパラメタは、scale パラメタを指定した場合に限り指定することができます。計算結果は、この引数で指定したとおりの丸めモードで処理されます。モードには HALF_UP HALF_DOWN CEILING FLOOR UP DOWN のいずれかを指定することができます。それぞれのモードの意味については setScale() 関数の説明を参照してください。
二つの値をかけ算してみます。値は、x と y の二つの要素から与えます。
<body>
........
%multiply(x, y)%
........
</body>
x に 1234.5678 を与え、y に 654.321 を与えると結果は 807803.6374638 になります。計算の結果は %x * y% と書いた場合と同じです。
二つの値をかけ算してみます。値は、x と y の二つの要素から与えます。小数点以下5桁を残し、6桁めで HALF_UP (四捨五入)で端数を処理するように指定してみます。
<body>
........
%multiply(x, y, 5, "HALF_UP")%
........
</body>
x に 1234.5678 を与え、y に 654.321 を与えると結果は 807803.63746 になります。