5章 テンプレート
WebRelease は、テンプレートごとにリソースを持つことができます。テンプレートリソースには、そのテンプレート内で使用したい画像、CSS、スクリプトなどを登録しておきます。登録されたリソースは、そのテンプレートの「展開」や「メソッド」の中から参照することができます。
リソースに登録できるファイルの種類は、gif jpg png svg css js など、基本的にファイルのタイプはなんでも登録可能です。
リソースを登録する場合にはリソースのサフィックスに注意してください。リソースが公開 Web サーバに転送され、それが Web サーバを経由してユーザの PC 上のブラウザに配信された時に、リソースが正しいコンテントタイプ(ファイルの種類を表わす記号)をともなってブラウザに届けられる必要があります。
多くの Web サーバはファイルのサフィックスを使ってコンテントタイプを決定しています。リソースを登録する場合には、それが意図したコンテントタイプでブラウザまで届くようにサフィックスに注意して登録することが必要です。
リソースには名前をつけることができます。この名前はテンプレートの「展開」や「メソッド」の中でそのリソースを参照する時に使用します。
リソースの名前はテンプレート内でユニークになるようにつけてください。ひとつのテンプレートに同じ名前のリソースがふたつ以上あると、展開のなかでリソースを指定することができなくなります。 また、テンプレートリソース名は、サイトリソース名や要素名ともユニークになるようにしてください。
リソースの名前の命名規則については下記を参照してください。
リソースはリソース名を使う以外にリソースの URL (ファイル名) を直接記述して参照することもできます。(プレビューも可能です)ですが、テンプレートを使って作成されるページの URL はページを作成する時点で決まります。テンプレート作成時にはまだ決まっていません。異なるディレクトリ階層にある複数のページが同じテンプレートを使うことはよくあります。そのため、リソースを URL で参照する場合は、参照元のページがどのような URL であってもリソースにアクセスできるよう、リソースの参照に絶対パスで参照する必要がある点に注意してください。
できるだけリソースに名前を付けてリソース名で参照することをお勧めします。
テンプレートが作成された時には、テンプレートリソースを保存するためのフォルダにデフォルト名が設定されています。
上図の例は、新規にテンプレート作成した直後の状態ですが、このテンプレートリソースを保存するフォルダの名前として /afi9id000000008a が設定されています。このフォルダの名前は、そのまま、公開サーバ上のディレクトリ名となります。このフォルダ以下に登録したテンプレートリソースは、公開サーバ上の /afi9id000000008a というディレクトリ以下に配信されます。
公開サーバ上でのディレクトリ名を変更する場合には、下記の手順で操作します。
リソース一覧画面でフォルダの編集ボタンをクリックしてフォルダ設定パネルを表示します。
① ディレクトリ名を変更します。デフォルトのディレクトリ名は自由に変更して構いませんが、テンプレートリソースのファイル名が、他のコンテンツ(ページ、リソース)のファイル名と衝突しないようににご注意ください。
② 変更したら完了ボタンをクリックします。
テンプレートリソースの登録から各種設定、削除までの操作手順は、サイトリソースの場合と殆ど同じです。サイトリソースのマニュアルを参考に操作してください。