7章 ページの作成
WebRelease でのページの作成は、基本的には、制作したテンプレートを選択し、そのテンプレートの定義に従ってテキストやイメージなどを入力してゆくことで作成します。この仕組みにより、ページ作成時にはデザインや html コーディングについて考えることなく、デザイン、アクセシビリティ、モバイル対応など、一定の品質のページを効率よく作成できるようになっています。
一方で、WebRelease は任意の形式のファイルをインポートすることができます。例えば、html, png, jpeg, gif, js, css, pdf などサイトを構成する上で必要になるファイルをインポートするとができます。この機能を使うことで、外部で作成されたコンテンツを、そのまま、効率よく WebRelease の管理下に組み込むことができます。インポートされたファイルは WebRelease 上のページとして管理され、ワークフローを経由しての公開管理や、リビジョン管理、公開開始指定時刻、公開終了指定時刻を指定してのスケジュール配信などもできるようになります。
WebRelease には、WebRelease 上で管理されている任意のページをエキスポートする機能があります。ページはページアーカイブファイルとしてエキスポートされ、それらのファイルのサフィックスは .wrp となります。これらの wrp ファイルもインポートすることができます。例えば、開発環境の WebRelease 上で作成したページをエキスポートし、本番環境の WebRelease でインポートすることでページをサイト間/WebRelease 間で確実にコピーすることができます。
インポートするファイルのサフィックスによってインポート動作が少しづつ変わります。それぞれのマニュアルページを参照してください。
サフィックス | 参照 |
---|---|
.html .htm | HTML ファイルのインポート |
.css .scss | スタイルシートのインポート |
.png .gif .jpeg .jpg .jpe .bmp .webp .jfif | 画像ファイルのインポート |
.js .txt .csv .php .jsp .asp .xml .json .sql .py .pl .less .md .xhtml | テキストファイルのインポート |
.wrp | wrp ファイルのインポート |
その他のサフィックス、または、サフィックスがないファイル | 添付ファイルのインポート |
インポートはいくつかの方法で行えます。
状況に応じて便利な方法でファイルのインポート作業を進めてください。
動画などサイズが大きなファイルを直接 WebRelease 内に取り込むことはお勧めできません。動画は動画配信プラットフォームを使っての配信が良いでしょう。
WebRelease は、インポートしたファイルに対して、自動的な加工は一切加えません。ページ同士のリンク関係やリソースの参照関係はアップロードしたファイルのまま取り込まれます。一方、インポートしたファイル、例えば hello.html を WebRelease のプレビュー機能でプレビューする時には、hello.html 内で参照されている画像やスタイルシート、スクリプトなどの URL はプレビュー用の URL に書き換えられた状態でプレビューできますので、コンテンツが公開サーバにアップロードされた時と同じ状態でプレビューすることができます。