2章 ユーザ管理
WebRelease には、ログインしたユーザに、その都度ログインがあったことを通知するメールを送付する機能があります。ログイン時にそのアカウントのオーナーにすぐにログイン通知メールを配送することで不正ログインを即時に察知することができます。
ログイン通知メールの文面は、そのメールを受け取るユーザが最近ログインした時に使用していたブラウザの言語設定によって日本語、または英語で送られます。一度もログインしたことのないユーザに対しては日本語で送られます。
ログイン通知メールの配送には、システム管理者による設定が必要です。また、各ユーザは、自分のメールアドレスをユーザ登録情報に登録しておく必要があります。
システム管理者の設定によって、ユーザは以下の何かの状況で WebRelease を利用することになります。
① システムの設定が、ログイン通知メールを「送らない」となっている場合、ユーザはログイン通知メールを受け取ることはありません。
② システムの設定が、ログイン通知メールを「必ず送る」となっている場合、ユーザは、ユーザのメールアドレスがユーザのプロファイルに登録されている限り、必ずログイン通知メールを受け取ることになります。
③ システムの設定が、ログイン通知メールを「希望ユーザにのみ送る」となっている場合、ユーザは、自分の意思で、ログイン通知メールを受け取るか、受け取らないかを選択することができます。この設定は各ユーザのユーザプロファイル編集画面の「ログイン通知メール」欄で設定することができます。
① ユーザプロファイル画面にある「ログイン通知メール」欄で「受け取る」または「受け取らない」をクリックしてください。
② ログイン通知メールを受け取る場合には、 E Mail アドレス欄に有効なメールアドレスを入力しておく必要があります。
③ 画面右上の「完了」ボタンをクリックすると設定が反映されます。
ログイン通知メールの例を以下に示します。ログイン通知メールは、基本的に、スマートフォンなどのモバイルデバイスで受け取る状況を想定しています。
① ログイン通知メールには、ログインが発生したアカウント名、日時、アクセス元 IP アドレス、が記載されています。このログインがアカウントオーナ本人のログインであり問題がない場合にはこのメールに対する対応は不要です。不要であればメールは削除して良いでしょう。
② 通知メールの下の方には、このアカウントを休止設定するためのリンクがついています。このログインがアカウントオーナ本人のものではなく不正アクセスと思われる場合には、有効期限以内にこのリンクをクリックすることでアカウントを休止することができます。
ログイン通知メール内のリンクをクリックすると上のような「アカウントを休止」画面が表示されます。この画面はスマートフォンや PC のブラウザで表示されます。この画面で「休止する」をクリックすると、アカウントは即座に休止設定になりその後のログインができなくなります。同時に、その時点でログインしていたユーザ (この場合は hashimoto) は即座に強制ログアウトさせられます。
アカウントの閉鎖には ID やパスワードなどでの操作者の確認は行われません。この URL を持っている人であれば誰でもそのアカウントを閉鎖できます。この URL には有効期限が設定されています。この URL は有効期限を過ぎたあと他の用途に再利用されることはありません。
「休止する」ボタンをクリックすると「完了」画面が表示されます。
システム管理権限を持つユーザがすべて休止状態になってしまうと誰もシステム管理権限を行使した操作ができなくなってしまいます。ログイン通知メール内のリンクからユーザを休止する場合も、最後のひとりのシステム管理ユーザを休止にしてしまわないよう注意してください。
WebRelease へのアクセス制限に注意してください。
WebRelease 本体へのアクセスに対しては、アクセス元 IP アドレスなどを使ったアクセス制限を加えている場合もあると思います。そのような場合、スマートフォンなどで受信したメールの中にある、アカウント休止 URL にアクセスしてもスマートフォンから WebRelease へのアクセスがブロックされてしまい、アカウントの閉鎖ができない場合が考えられます。
必要に応じて、ファイアウォールや apache などの設定をしておくことをご検討ください。