13章 Appendix
2. WebP 形式の画像の扱いについて
WebRelease は WebP 形式の画像を扱うことができますが現時点では制限があります。
WebRelease は WebP 形式の画像を読み込むことはできます。なので、WebP 形式の画像をページ編集画面やリソース登録画面などから自由に登録して使用することができます。取り込まれた WebP 形式画像は、他の形式の画像と同じように Preview したり配信したりすることができます。利用する上での制限は特にありません。
一方で、WebRelease は現時点では WebP 形式の画像を書き出すことができません。WebP 形式の画像を編集(回転、リサイズなど)を行うと、その結果は jpeg 形式に自動で変換されてしまいます。
編集結果が jpeg になってしまうことを受け入れた上で WebRelease の画像編集機能を利用することには特に問題あありませんが、WebP の特徴であるところの jpeg よりファイルサイズが小さく保てるメリットを失ってしまいます。WebP 画像につきましては、なるべく WebRelease 外の画像編集ソフトで加工してから完成形を WebP 形式で生成し、WebRelease に登録する手順でご利用いただくのが良いでしょう。
WebP 画像を編集する場合は、下記にご注意ください。
① この画像は WebP 形式です
② 画像を回転したり、幅や高さを変更する時にはここで指定します。
③ WebP 画像は、編集すると jpeg に変換されるので、生成される jpeg のクオリティをここで指定します。未指定の場合は 100 (最高画質)となりますが元となった WebP 画像よりかなり大きなファイルになってしまいます。85 前後でも比較的良い画質が得られます。
時折、読み込めない WebP 画像があります。画像のサイズが「不明」と表示される場合、その画像は正常に読み込めていません。WebRelease はその画像のフォーマットを識別できていません。そのような画像は回転やサイズ変更の処理はできませんが、そのままの形で配信することは可能です。
現時点では WebP は比較的新しいフォーマットであるため、WebP の生成ツールによっては有名なツールであっても正しく対応できていない場合があるかもしれません。当面、WebP 画像の生成にはある程度注意が必要かもしれません。WebP フォーマット開発元の Google 社製のツール を使うのが良いかもしれませんね。