カスタムテンプレートを使用できるのは、テキスト系のファイルの取り込みに限られます。画像や添付ファイルの取り込みに使えるテンプレートはシステム組み込みのもののみです。
7章 ページの作成 - 24. ページインポート機能
テキスト系のファイル (html, css, js など) については、ユーザが独自に作成したテンプレート(カスタムテンプレート)を使ってファイルをインポートすることもできます。インポートした html などを、そのままではなく、ある程度加工してから公開したい場合には、カスタムテンプレートを用意し、テンプレートの展開やメソッドを工夫して加工後の html を公開サーバに配信することができます。
以下のサフィックスを持つファイルがテキスト系ファイルとして扱われ、カスタムテンプレートでのインポートが可能です。
.html .htm .css .scss .js .txt .csv .php .jsp .asp .xml .json .sql .py .pl .less .md .xhtml
カスタムテンプレートを使用できるのは、テキスト系のファイルの取り込みに限られます。画像や添付ファイルの取り込みに使えるテンプレートはシステム組み込みのもののみです。
カスタムテンプレートは、普通のテンプレートとして作成しますが、下記に説明する各条件を満たしている必要があります。
テンプレートの「全般」の設定では以下が必要です。今回は、テンプレートの名前に ImportHTML という名前を付けていますが、テンプレート名は自由に付けていただいて大丈夫です。
テンプレート作成のタイミングでは、まだ取り込むコンテンツのタイプ (content-type, suffix)がわかりません。なので、テンプレート作成時にはサフィックス欄は空欄にしておく必要があります。
取り込んだ html や css には、個別にエンコーディングの指定がなされている場合があります。それらを有効にして取り込むために、このオプションを ON にしてテンプレートを作成してください。
テンプレートの「要素」画面の設定では下記が必要です。
取り込んだ html css js はこの要素に取り込まれます。要素名は、必ず data と指定してください。この要素は、テンプレートのトップレベルに定義されている必要があります。なお、これ以外に要素の定義があっても構いません。
要素の名前は data に固定されますが入力フィールド名は自由に設定することができます。
要素のタイプには、必ず「複数行のテキスト」を指定する必要があります。
上図のように設定してください。「HTML で記入」は「可」、「HTM記述の初期値」は「記述する」、「自動改行」は「不可」、Markdown は「不可」の設定が必要です。「HTMLのアップロード」の指定はどちらでもかまいません。
取り込んだ html などをそのまま公開サーバに配信するのであれば、テンプレートの展開は %data% といったもので大丈夫でしょう。加工するのであれば、ここで、展開とメソッドを使って data の中に取り込まれているテキストを加工してください。
条件を備えたテンプレートを作成してある場合には、インポートパネルにテンプレート選択が追加されます。
インポートボタンをクリックした時に表示されるパネルに「テンプレートを選択」という項目が表示されます。今回は ImportHTML という名前でカスタムテンプレートを作成したので、それと、システムに組み込まれている「テキストファイル取り込みテンプレート(システム組み込み)」というふたつのテンプレートから取り込みに使用するテンプレートが選択できるようになっています。アップロードされたフォルダ中の html css js などテキスト系ファイルは、ここで指定したテンプレートで取り込まれます。いずれかテンプレートを選択してください。
ここで指定できるテンプレートは1つだけです。同時に取り込まれる複数のがある場合、ファイルによって異なるテンプレートを使って取り込むことまではできません。
作成したテンプレートがこのパネルに表示されない場合は、テンプレートが条件どおりに作成されているかどうかチェックしてください。
既に作成されたページへの上書きインポートを行う場合には、作成されているページが使用しているテンプレートを使って取り込まれます。上書きインポートに伴ってテンプレートを切り替えることはできません。