5章 テンプレート - 6. テンプレートの展開
wr-variable は、展開の中で変数を定義するときに使用します。値は常に配列です。スカラ値を保持したい場合にも、長さ1の配列として操作してください。
<wr-variable name="変数名" ></wr-variable>
<wr-variable name="変数名"/>
<wr-variable name="変数名" value="値"></wr-variable>
<wr-variable name="変数名" value="値"/>
<wr-variable name="変数名">..値..</wr-variable>
wr-variable で定義した変数は目次と同じ、また、繰り返しを持ったグループ項目と同じ配列構造をもった変数となります。値を追加するには wr-append を、また設定されている値をクリアするためには wr-clear を使います。
定義された変数は、展開の中で要素と同様に使用することができます。
wr-variable を使って変数を宣言すると同時に value= を指定して値を設定することができます。
<wr-variable name="変数名" value="値"/>
という記述は、
<wr-variable name="変数名"/>
<wr-append name="変数名" value="値"/>
という記述と同じです。
また、wr-variable のタグのボディー(<wr-variable> と </wr-variable> に囲まれた部分)に展開を記述しておくと、その展開結果を変数に文字列として取り込むことができます。
<wr-variable name="変数名">
ここに記述された展開の評価結果が変数の値になります。
<wr-for list="index" variable="x">
%pageTitle(x)%<br />
</wr-for>
</wr-variable>
という記述を行うと、wr-for などを実行した結果得られた展開結果の文字列が変数の値になります。value= に値を指定するよりも自由に複雑な値を指定できるでしょう。このようにして変数に取り込んだ文字列をメソッドなどに渡すこともできます。