オブジェクト索引
CheckBox オブジェクトは、チェックボックス型の要素を表すオブジェクトです。展開中でチェックボックス型として定義されている要素を参照すると CheckBox オブジェクトが得られます。展開中では、CheckBox オブジェクトを通してチェックボックス型の要素の入力状態を調べ、必要な展開を行ないます。
メソッド名 | 説明 |
---|---|
isSelected(str) | 指定された選択肢がチェックされているかどうかを判定する |
selected() | チェックされている選択肢のリストを返す |
selectionList() | すべての選択肢のリストを返す |
isSelected() メソッドは、引数に指定された選択肢が選択されているかどうかを調べます。選択されている場合には true を返し、選択されていない場合には false を返します。
チェックされているかどうかを調べたい選択肢を文字列で与えます。
checkbox という名前のチェックボックス型の要素が定義されているとします。そのチェックボックスの「北海道」という選択肢が選択されているかどうかを調べてみます。
<body>
........
<wr-if condition="checkbox.isSelected(\"北海道\")">
<wr-then>
選択肢「北海道」は選択されています。
</wr-then>
<wr-else>
選択肢「北海道」は選択されていません。
</wr-else>
</wr-if>
........
</body>
selected() メソッドは、そのチェックボックスで、ユーザがチェックした選択肢のリストを返します。戻り値は文字列のリストです。リスト中での選択肢の並び順は、チェックボックスに指定されている選択肢と同じです。
checkbox という名前のチェックボックス型の要素が定義されているとします。そのチェックボックスの、チェックされている選択肢を表示してみます。
<body>
........
<wr-for list="checkbox.selected()" variable="x">
%x%<br />
</wr-for>
........
</body>
checkbox.selected() の戻り値は文字列のリストなので、それを wr-for に与えてループすることでチェックされている選択肢を得ることができます。
checkbox という名前のチェックボックス型の要素が定義されているとします。そのチェックボックスの、チェックされている選択肢の数を調べ、三つ以上選択されている場合にエラーを表示してみます。
選択されているオプションの数は %count(checkbox.selected())% です。<br />
<wr-error condition="count(checkbox.selected()) >= 3">
選択できるオプションは二つまでです
</wr-error>
selectionList() メソッドは、そのチェックボックスに指定されているすべての選択肢のリストを返します。返される値は文字列のリストです。リスト中での選択肢の並びは要素に与えた選択肢の並びと同じです。
checkbox という名前のチェックボックス型の要素が定義されているとします。そのチェックボックスのすべての選択肢を表示してみます。
<body>
........
<wr-for list="checkbox.selectionList()" variable="x">
%x%<br />
</wr-for>
........
</body>