両辺を、必ず数値で比較したい場合には、number() 関数を使うことを考慮してください。例えば a == b とするかわりに number(a) == number(b) とすることで、確実に数値同士での比較ができます。 同様に、文字列比較をしたい場合には string() 関数の利用を考慮してください。
5章 テンプレート - 6. テンプレートの展開
展開中の式の中には演算子が使えます。
展開中の式の中には下記の比較演算子が使えます。比較演算子は主に wr-if の condition= や wr-error の condition= の条件式の中で使用します。
演算子 | 説明 |
---|---|
== | 等しい |
!= | 等しくない |
< | より小さい |
<= | より小さいか等しい(以下) |
> | より大きい |
>= | より大きいか等しい(以上) |
演算子 == は下記のルールで比較を行います。!= 演算子もこれに準じます
両辺が同じ論理値である場合に真、そうでない場合に偽
数値として同じである場合に真、そうでない場合に偽
両辺が同じ綴りである場合に真、そうでない場合に偽
文字列を数値表現に変換して数値として比較
> 演算子は下記のルールで比較を行います。>= < <= の各演算子もこれに準じます。
比較することはできません
数値として大小を比較
文字列どうしの大小を比較
文字列を数値表現に変換して数値として比較
両辺を、必ず数値で比較したい場合には、number() 関数を使うことを考慮してください。例えば a == b とするかわりに number(a) == number(b) とすることで、確実に数値同士での比較ができます。 同様に、文字列比較をしたい場合には string() 関数の利用を考慮してください。
展開中の式の中には下記の論理演算子が使えます。
演算子 | 説明 |
---|---|
&& | 論理積(AND) |
|| | 論理和(OR) |
論理演算子の両辺は論理値でなければなりません。比較演算子の結果は論理値です。また、論理値を返す関数(isNull, isNotNull など)の戻り値も論理値です。
展開中の式の中には加減乗除の計算式を書くことができます。金額の計算に使用することもできる精度で計算されます。下記の演算子が使えます。
演算子 | 説明 |
---|---|
+ | 加算 |
- | 減算 |
* | 掛け算 |
/ | 割り算 |
オペランドは、その値が数値として解釈できるものでなければなりません。文字列は数値表現に変換して数値として計算されます。
割り算などの計算結果を小数点以下2桁目で四捨五入、などといった操作が必要な場合には、divide() 関数や setScale() 関数を使うとよいでしょう。